VooDoo BIZANGO : 軽量化 Shimano XTR & Rockshox SID32

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VooDoo Bikes

通勤バイクSOBOとBIZANGOどっちが良い?


趣味の自転車を休日のスポーツだけでなく、通勤の足として自転車ライフを満喫する方も多いと思います。今回のエントリーは、通勤の足としてVooDooを買うならどれが良い?というお話。

VooDooのエントリーが多いこのブログに、VooDooバイクに関する質問メールが来ました。最近のお問い合わせでは「VooDooを通勤に使うならどれがいいですか?」とのご質問。通勤途中に上りルートががあるため軽量バイクをご希望でした。

VooDoo MTBで軽量といえば、XC(クロスカントリー)ワークスバイクでもある『SOBO』が超軽量スカンジウムチューブにバックカーボンを採用しており、とってもレーシーなMTBです。
ただ、購入検討しているショップさんから「超軽量レーサーだと耐久性に疑問がある」とのアドバイスがあったそうです。確かに、ごもっともなご指摘でです。

バックカーボンのシートステーの紫外線耐性もありますが、特に気になるのが極薄スカンジウムチューブで、転倒や接触によってフレームが簡単に凹む事も理解しておいて下さい。

耐久性があり軽量VooDooが欲しい方には『BOKOR(ボコ)』という、そこそこ耐久性のあるアルミフレームモデルがあります。こちらならカーボンバックの劣化や、天候を気にせず乗る事も出来ますよ。価格もお安いので検討に入れてみられると良いでしょう。



あとひとつオススメなのが『BIZANGO(ビザンゴ)』。VooDooといえば「クロモリMTBじゃないと!」とこだわるファンも多いでしょう。

BIZANGOは、Reynolds(レイノルズ)853チューブをフレームに採用した代表的なバイクです。
重量的にはSOBOには及ばないのですが、耐久性の高さと適度な振動吸収性が好評で、軽量パーツで組み上げることで完成重量を10kg前半まで軽くする事が可能。
ただ、鉄系フレームは雨や塩害による錆に弱いので、天候予測の難しい通勤には積極的にお勧めしませんが、メンテナンス次第では長期間良い状態を保つ事が出来るので、耐久性と趣味性の高いBIZANGOはおすすめです。

【重量10.8kg】BIZANGO:XTR・SID32 装着完了

BIZANGO XTRの重量は?


ついにBIZANGO軽量化の最終段階としてShimano XTRのフルコンポーネント化と、軽量エアサスのROCKSHOX SID32 Race PushLockを装着しました。

私もすごく気になる重量は、なんとスタンド付き(笑)にもかかわらず総重量10.8Kg。もちろんペダル込みです。とりあえず目標だった11kgは切りました。やはり軽量化されたパーツをふんだんに組み込むと軽くなりますね。そのかわりに財布も軽量化しますが…

ROCKSHOX SID32 単体の重量も計測


軽量化の後は、さっそく山岳トレイルを試走。
軽量XTRホイールの漕ぎの軽さはもちろん、エアサスSID32の作動フィーリングがスムーズで、ストロークとボトム付近のモッチリ(?)感が良い。剛性は従来のSIDとは別物で、XC専用としては頼れるフロント周りとなってる。

みんなが気になるSID32 Race PushLockの実測重量は、コラムを185mm残した状態で単体重量1455gで、限りなくカタログ重量なのが驚きでした。

BIZANGO XCスリックタイヤ


BIZANGOのタイヤをセミスリックに交換し、さらに軽量化しました。

今まで装着していたタイヤはPanaracer TRAIL BLASTERで、これを前後に装着していましたが、さらなる軽量化を実現するため、前輪にTIOGA FACTORY XC 1.9SL(生産終了品)へ換装。


リアホイールには、Panaracer Mach SSを装着。
リアがセミスリックなので走りはかなり軽くなりましたが、完全なドライ仕様なのでマディな路面には対応しません。


さっそくオフロードでのグリップをチェックするため試走にでかける。


リアタイヤのセミスリックPanaracer Mach SSによる登坂はかなり軽く、軽量なXCレーサーSOBOのような軽い走りをみせる。

まずはタイヤのグリップ性能をチェックするべく、軽くマディな箇所を走る。平地ではとりあえず前に進みますが、登坂になると乗車重心やトルクの掛け方にコツが必要。
コースのドライ状態であれば路面が荒れてても特に問題なく、シングルトラックの登りも普通にグリップする。

フロントタイヤのTIOGA Factory XC SL1.9のグリップは見た目以上に良く、下りのコーナーでも安心した走りが楽しめる。やはり小さくてもノブがあるタイヤはグリップコントロールに優れる。

この季節、草原に目をやると、春の花が暖かい太陽に光に照らされて美しい。心和むひととき。