【Apple vs Garmin】スマートウォッチ比較

価格の違い
デザイン・素材
文字盤
大きさ・重さ
バッテリーの持ち
電子マネーの利用
健康モニタリング機能
アクティビティ機能
防水・耐水機能
ウォッチバンド
Appleか、Garminか、2台持ちか

Apple Watch：2台持ちでフル活用

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Apple vs Garmin

価格の違い

近年多く販売されている廉価モデルの安いスマートウォッチと比べると、Apple Watch と Garmin Watch の多くのモデルで販売価格が3万円を超える。

ただし価格が高い分、圧倒的な精度や多機能のほか、安全で長時間安定したバッテリー駆動など、価格を超える性能を保証している。

Apple Watch：価格

Apple Watch の価格は機能をしぼった廉価モデルの Apple Watch SE が3万円台から。上位モデルの Apple Watch Series が6万円前後。

高級ブランドの Hermès（エルメス）シリーズでは約20万円からになります。

Garmin Watch：価格

Garmin Watch は、ユーザーの利用スタイルと機能の組み合わせによって多様なラインナップをそろえる。

もっとも安いモデルは、手軽に健康管理をはじめたいエントリー（初心者）向けが3万円台。

もっとも高価なモデルは、高機能・高耐久性なハイエンドが20万円前後となる。

Garmin スマートウォッチを選ぶときは、一部モデルにGPS非搭載モデルがあることに注意が必要。ただ、野外活動で移動データの計測が必要でなければ問題はありません。

GPS非搭載モデルの Garmin Watch では『コネクテッドGPS』という連携機能を搭載しており、野外でのウォーキングやランニングなどのアクティビティ計測時はスマートフォンのGPSを利用する方式を採用しています。

なので、GPS非搭載モデルでも、iPhoneかAndroidのスマートフォンを携帯しておけば、いつでもアクティビティ計測が可能です。

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デザイン・素材

スマートウォッチのデザインや時計ケースの素材は、Apple と Garmin では開発コンセプトが違うことがケース形状や採用素材にあわられています。

Apple Watch

2025年 Apple Watch 筐体デザインは3種類

低価格エントリーモデル Apple Watch SE と標準モデル Apple Watch Series では角丸スクエアと同じ。
これら2機種のおもな違いは時計ケースの大きさにあり、表示パネルの広さの差にもなっている。

そして、もうひとつはハイエンドモデル Apple Watch Ultra がある。

素材：アルミ・ステンレス・チタン

ケース素材は、

Apple Watch SE がアルミニウムのみ。

Apple Watch Series では、アルミニウム、チタニウムの2種類。
ステンレスケースは Apple Watch Series 9 まで。

Apple Watch Ultra はチタニウムのみ。

Garmin Watch

多種な時計ケースデザイン

Garmin Watch のケースデザインの種類は非常に多く、幅広いユーザーの好みに答えられる多様な商品ラインナップ。

時計ケースの形状は、スタンダードな円形ケースがもっとも多いが、女性ユーザーへ向けた小型軽量なスタイリッシュモデルも用意される。

ほかにも角丸スクエアケースのほか、時計ベルト幅に収めたリング形状モデルも選ぶことができる。

ケース素材は複合的

ケース素材は、価格と使用状況に最適化されており、ポリカーボネート、繊維強化ポリマー、FRP、ステンレススチール、チタンが採用されている。

軽量化が求められるモデルには樹脂系素材、高い耐久性が求められるモデルは軽量系素材や樹脂系素材を採用する。

Apple Watch のケース素材は価格帯（スタンダード⇄ハイエンド）によって分けられていますが、Garmin Watch のばあいは価格帯の他に製品へ求められるスペックによって分けられています。

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文字盤

文字盤（フェイスデザイン）は時計の外観イメージ、見やすさ、情報の表示と、使うユーザーの好みや状況によって変わるでしょう。

フェイスデザインの種類については Apple Watch、Garmin Watch 共に、標準でいくつもの文字盤の設定が可能。
さらに、無料・有料をふくめて多数の文字盤がダウンロードで選択可能です。

専用モデル向けの限定フェイスデザイン

選択表示できるフェイスデザインは、時計ケースの大きさや形状によって限定的になる事は、Apple Watch・Garmin Watch でも多々あります。

とくにApple Watchで例をあげるなら、NIKEモデルやHermèsモデルの文字盤は、ブランド専用のフェイスデザインとなるため、標準モデルだとケースサイズが同じでも各種アパレルブランドのフェイスデザイン表示はできません。

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大きさ・重さ

スマートウォッチの時計ケースの大きさは、Apple・Garmin 両方ともに、おおまかに『大、中、小』の3サイズをそろえる。

Apple Watch の大きさ・重さ

Apple Watch のグレードは3段階。

各グレードの時計ケースサイズは、

Apple Watch SE2：40mm / 44mm
Apple Watch Series 10：42mm / 46mm
Apple Watch Ultra 2：49mm

Apple Watch：参考的なサイズ・重さ

Apple Watch の大きさ・重さは、エントリーモデルのApple Watch SE の40mmケースが26.4g（GPSモデル）。

標準モデル Apple Watch Series の46mmケースが36.4g（アルミニウム、GPSモデル）。

ハイエンドモデルとなる Apple Watch Ultra は61.4g（ナチュラル）と、最軽量の Apple Watch SE とはケースサイズ・機能差もあるが、重量差は約30g以上の開きがあり、比較装着ではハッキリと差が感じられる。

Apple Watch：エントリーモデル
Apple Watch SE2（40mmケース）
大きさ(mm)	重量(g)
40mm x 34mm x 10.7mm	26.4g（GPSモデル）

Apple Watch：スタンダードモデル
Apple Watch Series 10（46mmケース）
大きさ(mm)	重量(g)
46mm x 39mm x 9.7mm	36.4g （アルミ GPSモデル）

Apple Watch：ハイエンドモデル
Apple Watch Ultra 2（49mmケース）
大きさ(mm)	重量(g)
49mm x 44mm x 14.4mm	61.4g（ナチュラル）

Garmin Watch の大きさ・重さ

多くのラインナップをそろえる Garmin Watch の大きさ・重さはさまざま。

軽量エントリーモデルの重量は23.0 gと簡素な見た目なれど、内蔵GPS機能などのハードウェア・機能的なソフトウェアを十分備えた注目の高性能モデル。

フィットネスユーザーから人気のランニングモデルは、多機能ながらも樹脂系ケース採用により37 gと軽量。

ハイエンドモデルのマルチスポーツ・アドベンチャー向けの両モデルは、高負荷対応の金属フレームや衝撃対策・ケースの大型化により、重量も50gをゆうに超える。

Garmin Watch：軽量エントリーモデル
vivoactive 5
大きさ(mm)	重量(g)
42.2x 42.2 x 11.1mm	23.0 g

Garmin Watch：ランニングエントリーモデル
ForeAthlete 55
大きさ(mm)	重量(g)
42 x 42 x 11.6 mm	37 g

Garmin Watch：フィットネスハイエンドモデル
Venu X1
大きさ(mm)	重量(g)
41 x 46 x 7.9 mm	34 g

Garmin Watch：アウトドア・アクティブモデル
Instinct 3 Dual Power
大きさ(mm)	重量(g)
50 x 50 x 14.4 mm	58 g

Garmin Watch：アドベンチャー・ハイエンドモデル
tactix 8 AMOLED
大きさ(mm)	重量(g)
51 x 51 x 14.7 mm	64 g

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バッテリーの持ち

Apple Watch と Garmin Watch の大きな違いとなるのがバッテリー駆動時間。

Apple Watch

Apple Watch Series と Apple Watch SE は、通常モードで使用する場合、必ず毎日充電しないと次の日はバッテリー切れとなり何もできなくなります。

**Apple Watch：2025年モデル仕様**
バッテリー駆動時間
SE 2 / Series 10	Ultra 2
最大18時間	最大36時間

Garmin Watch

Garmin Watch はモデルにもよりますが、バッテリー容量の小さいモデルでも約4日間はスマートウォッチとして機能します。

また、時計ケースが大きくバッテリー容量の多いモデルなら、約10日以上はスマートウォッチモードで駆動。さらに、太陽発電パネル（Dual Power）搭載モデルになると1カ月以上の連続駆動が可能。

アクティビティ機能（GPS）を使用しつつも毎日充電したくないユーザーは Garmin Watch が断然オススメ。

電子マネーの利用

高機能スマートウォッチによってはクレジットカードや電子マネー情報を対応時計に登録することで、スマートウォッチだけでコンビニやショップで商品の購入が可能になります。

Apple Watch と Garmin Watch では対応する決済に違いがあるので、使用ユーザーによって選択も違ってくるでしょうが、Apple Pay に登録できる決済カードはかなり多い。

Apple Watch・Garmin Watch：電子マネー決済
	Apple Watch	Garmin Watch
Suica	○	○
PASMO	○	–
ICOCA	○	–
iD	○	–
QUICPay	○	–
nanaco	○	–
WAON	○	–
Visaタッチ	○	△ (一部カードのみ)

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健康モニタリング機能

ユーザーの健康状態をスマートウォッチのセンサーからの情報を得て、循環器系に問題の兆候を検出したらユーザーへ知らせたりする『健康モニタリング機能』で、今後も多機能スマートウォッチに求められれる機能だ。

装着しているユーザーの健康状態を監視できるヘルスケアアプリについては Apple Watch・Garmin Watch 共に多くの機能を搭載しており、実際に命を救われたケースなどが、メディアでも数多く取りあげられている。

Apple Watch：アプリ機能の比較

Apple Watch 注目のヘルスケア機能のほか、転倒検知に関連する自動緊急SOS機能などはモデルごとに対応の差があります。以下が主な機能のシリーズモデル別対応です。

**Apple Watch Series：ヘルスケア、サポート機能**
	Ultra 2	series 10	SE 2
心電図アプリ	○	○	×
血中酸素濃度アプリ	○	○	×
心拍異常の通知	○	○	○
50m防水	○	○	○
睡眠追跡	○	○	○
転倒検知	○	○	○
緊急SOS	○	○	○

『心電図アプリ』の特長

指で触れて約30秒後には心臓図の解析結果を表示
常に心臓状態をチェックして異常察知したら警告

『転倒検出機能』の特長

ユーザーがつまづいて転倒した状況を Apple Watch が検出
オートバイ・自転車などの車両で転倒した場合も検出
緊急連絡キャンセルボタンが押せなければ緊急通報先へ電話

Garmin Watch：異常心拍アラート

近年は一部の高機能 Garmin Watch にも Apple Watch 同様の『心電図（ECG）アプリ』を搭載しており、心拍を記録して心房細動(AFib)または洞調律の兆候を確認後『異常心拍アラート』としてユーザーに通知できるようになっています。

異常心拍アラート

異常心拍アラートとは、心拍数が予期せず一定の値を超えたときにGarminデバイスに通知をさせる機能です。

10分以上静止しているにも関わらず心拍数が設定された値を超えている場合は、Garminデバイスに警告が通知されます。

心房細動アラート

心電図アプリは、スマートウォッチのセンサーを使用して、心臓の鼓動を制御する電気信号を記録。

記録を分析して心拍数を取得し、心房細動と呼ばれる不規則な心拍の兆候を検出。ユーザーに異常を通知します。

心房細動の早期発見の重要性

Garmin Watch や、Apple Watch の高機能モデルに搭載される心電図（ECG）機能で検出することができる疾患『心房細動』。

心房細動は、心房と心室が同期して鼓動していないときに発生。

治療せずに放置すると、心房細動は健康に深刻な影響を与える可能性があります。
不規則な心拍は心臓の血流に影響し、脳卒中、心不全、その他の医学的問題を引き起こす可能性があります。

心房細動は一時的または持続的である可能性がありますが、医師によって投薬で治療された場合は管理可能な疾患です。

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アクティビティの駆動時間

スマートウォッチの『アクティビティ』とは、ウォーキング・ランニングのほかスイミング、ジム・フィットネス、バイクといったユーザーの運動状況を測定してデータ集積できる機能。

これらの機能はApple Watch、Garmin Watch のどちらでも同じように計測可能ですが、趣味としてのスポーツからアスリートを目指すための詳細データを把握したいなら Garmin Watch がおすすめ。

Apple Watch のGPS駆動時間は短め

とくに野外活動でGPS機能（ワークアウト）を使用するばあい、Apple Watch SE と Apple Watch Series のバッテリー駆動時間は最大で7時間と、日中の活動時間をフルに活かした計測ではバッテリーが足らない問題があります。
なお、Apple Watch Ultra の野外ワークアウト駆動時間は最大で12時間と公表されており、長時間駆動で Apple スマートウォッチが選択したいのであれば Ultra シリーズを購入する必要があります。

Garmin Watch のGPS駆動時間は長い

Apple スマートウォッチと比べて Garmin Watch であれば、多くのモデルでも約14時間以上のバッテリー駆動能力があるため、ほとんどのスポーツの活動状況を記録可能です。

長時間駆動のソーラー充電モデル

Garmin Watch には太陽光充電（Dual Power）モデルがいくつかラインナップしており、数日間にわたる野外ワークアウトを記録し続けることが可能。

長期間にわたるアドベンチャーイベントでも対応できる高性能スマートウォッチは Garmin Watch のみでしょう。

Garmin は多くのスポーツ情報を提供

Garmin Watch はユーザーの『運動』を幅広くサポートするため、たとえばゴルフなどはグリーンまでの距離（ヤード数）を測るゴルフ機能も搭載。その他にもスノーボード、登山、ボルダリング、そしてサーフィンから釣りに便利な潮汐表（タイドグラフ）などの情報も提供する。

防水・耐水機能

『防水性能』とは潜水時の耐性で『耐水性能』とは飛沫や噴流に対する耐性です。

Apple Watch の防水・耐水機能はグレードごとに防水性能が分かれておりわかりやすい。

Apple Watch：耐水機能

Apple Watch SE 2は水泳までの耐水性能なので、日常程度のシャワーや水がかかる状況には対応。

Apple Watch Series 9 は、さらに耐水性能がアップして、プールや海で泳ぐなど、浅い水深までのシュノーケリングに対応。

Apple Watch Ultra 2 になれば、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなる条件に使用できます。
Apple Watch Ultra のみ、ダイビング技術標準規格EN13319をクリアしており水深40mほどの潜水に対応。

Garmin Watch：防水機能

Garmin Watch は防水性能があり、防水等級にそった情報では『5 ATM、スイム』『10 ATM』『ダイビング』のいずれかの防水に対応する。

各モデルの耐水性能によるが、Garmin Watch はスキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなる条件は対応できるモデルがある。

Garmin Watch はモデルごとに防水・耐水機能のレベルに差があるので、防水機能を重視するユーザーは購入前に十分確認する必要があります。

**Garmin Watch：防水等級について**
防水等級	適合内容
5 ATM スイム	水しぶき、雨または雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリング
10 ATM	水しぶき、雨または雪、シャワー、水泳、水中への飛び込み、シュノーケリング、高速でのウォータースポーツ
ダイビング	水しぶき、雨または雪、シャワー、水泳、水中への飛び込み、シュノーケリング、高速でのウォータースポーツ、スキューバダイビング