
前回の 【南阿蘇】桜巡りサイクリング – 前編 からの続きです。

南阿蘇村の『一心行の桜』が生息する公園へたどり着きました。開花の情報に好天が幸いして観光客がたくさん。ほぼ満開の桜を写真に収めようと、訪れた皆さん記念撮影のラッシュアワーです。

画像の桜を見て、横長になっているのを不思議に思う方が居るかもしれませんが、その観察眼は「正解!」です。
実は、この一心行の桜、樹齢600年ともいわれる長寿な桜なのですが、過去に落雷や台風の被害で幹が裂けたり折れたことにより、幹や枝が広がり横長ドーム状になってしまったわけです。
外見が傷だらけなのと同様に、損傷後の傷の悪化や腐食菌による生命の危機があったりと安泰の老後ではないようですが、現在は保護財団の手によって養生が施されています。

しかし、このギッシリ詰まった花びらを見ていると、そんな事を微塵にも感じさせない神秘的な美しさがあります。
この日は、桜の満開宣言がされたので、夜間ライトアップによる夜桜も楽しめるんです。
さて、一心行の桜を後に私のサイクリングは続きます。次は高森町にある『高森峠千本桜』を目指します。

主要道路は車の往来が多いため、農道や川沿い、線路脇をMTBで進みます。移動距離は増えますが、景色がよいので色んな南阿蘇を満喫できるでしょう。もうしばらくすると畑には鮮やか緑色の稲が育っているかもしれません。
移動途中、南阿蘇鉄道の中松駅の桜が気になりました。
ローカル鉄道の駅は無人駅で、列車の往来があっても殆ど人の乗り降りはありません。

こんな美しい桜が満開でもノンビリ眺める人はあまり居ないようです。

桜を眺めたり撮影していると、高森方面からトロッコ列車が下って来て停車。

すると、下から上がって来た一両のピンク色のディーゼル機関列車が通過していきます。乗客希望者がいないと停車せずにスルーするなんてバスのようで意外でした。

単線ならではのシーンに遭遇した駅をあとに東へ進みます。

南阿蘇は有名な米産地でもあり、田園と居住区をつなぐ作業道路は四方八方に伸びている。適当な道チョイスで高森のある東方面へ進むと何度も線路と交差する。その線路脇には、桜はもちろんのこと、鮮やかな春の花を見ることができる。

農村集落でも至る所で桜が満開。
道を被せるように咲く桜の生育が許されるのは、ローカル道ならでは。

農耕機しか通らないような踏切を通過しながら東へ。両脇の上には広大な農耕地帯。
向こうに見える山々は阿蘇外輪山の一部で、そこに『高森峠千本桜』がある。

広々とした畑の農道を進んでいると、ギザギザ山頂が目印の『根子岳』が真横に望めた。綿状の雲が暖かい気温にマッチしてて心安らぐ。ここからは少しずつ勾配が上がっていく。目的地は近い。
高森町の街中を過ぎ、外輪山の中腹の『高森峠千本桜』に到着。ここの桜も満開。
満開期間中は出店がアリ、駐車場は有料(値段忘れた…)で、九十九曲りのルートは登り専用の一方通行になります。

上から眺める為には、さらにペダルをグルグル廻して外輪山を上がる。すると、一帯を一望できる場所へたどり着きます。残念ながら太陽は厚い雲に遮られて桜を照らしてくれなかった。

夕刻が迫ると気温が落ちて来たので、登り専用のルートを上がって合流する国道265号線から下ります。貧脚なのに、なに気に山道をグルグルと登らされる…向こうには高森町の町並みが望む。

下りは追い風も味方してラクチン&スピードアップ!
少ない体力と短い時間で俵山麓まで寄り道無し(あったけど割愛…)で到達。『高森峠千本桜』があった高森方面の外輪山が、あ〜んなに向こうにあります。
この後は、一心行の桜ライトアップに備えて一度帰宅するので、そこでサイクリングは終了。そして、車にカメラシステム載せて再度ここへ戻って来ます。夜が楽しみです。

それでは、次のサイクリングでお会いしましょう(^‐^)
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