
iPhone に搭載されるカメラの機能・画質は、スマートフォン業界の先端をになっており、新製品が発表される時期になると写真・映像業界からの注目を集めています。
iPhoneをふくめたスマートフォンは携帯性が優れる薄型軽量が最大のメリット。
しかし、手持ち撮影では手振れしやすいため iPhone では『手ぶれ補正機能』を搭載しており、シャープ画質な写真や、安定した映像を記録することが可能になっています。
多くの iPhone では、レンズユニットに手ぶれ補正レンズを組み込んだ『光学式手ぶれ補正』を多く採用。
近年発売される新機種では『センサーシフト式手ぶれ補正機能』を搭載するなど、さらなる高画質化にも積極的。
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カメラ 手ぶれ補正 情報
光学式手ぶれ補正
近年発売されている iPhone のメインカメラには手ぶれ補正機能が搭載されているため、iPhone を持つ手が震えたり、シャッターを押す時にブレてしまったり、室内や夜間帯の暗い場所での遅いシャッタースピードによるブレを抑える働きをしてくれます。
手ぶれによる写真画像のボケ・ブレは、撮影を始める時間~終了までにイメージセンサーが捕らえている光の位置ズレが原因。手ぶれ補正は、イメージセンサーに『画像』という光情報がとどいている時間『シャッタースピード』に、光の位置がずれないよう補正する機能です。
![光学式レンズシフト[iPhone / iPad 手ぶれ補正機能]](https://cycling.asobiing.com/wp-content/uploads/2019/08/iPhone-camera-ois_s4-300x182.jpg)
iPhone の手ぶれ補正には OIS(Optical Image Stabilization = 光学式手ブレ補正)を採用。光学式手ぶれ補正は、カメラ専用機のレンズに搭載される本格的なモノ。
これは、iPhone のカメラ部分が縦横にどれだけ動いたかを、ピッチ(pitch = 左右を軸にした回転)と、ヨー(yaw = 上下を軸にした回転)を、加速度センサーで計測。計測値から撮影中の揺れに対応する動きを、サーボモーターによって手ぶれ補正レンズで補正し、イメージセンサーにとどく画像がブレないようにします。
デュアル光学式手ぶれ補正とは
![メインカメラユニット[iPhone / iPad 手ぶれ補正機能]](https://cycling.asobiing.com/wp-content/uploads/2019/08/iPhone-Lens-unit_s1-1-300x200.jpg)
Apple 公式ウェブサイトの iPhone カメラ仕様には『光学式手ぶれ補正』と『デュアル光学式手ぶれ補正』の2種類の記述があります。
ここでカメラに興味深いユーザーが勘違いしてしまうのが『デュアル光学式手ぶれ補正』で、手ぶれ補正機能がレンズユニットとセンサーユニットの両方に搭載されていると勘違いしがち。ところが、iPhone のばあいは iPhone X 以降の、メインカメラが2眼(デュアルレンズ)カメラを採用したモデルを指しています。
![デュアルレンズ[iPhone / iPad 手ぶれ補正機能]](https://cycling.asobiing.com/wp-content/uploads/2019/08/iPhone-camera-ois_s1-300x200.jpg)
Apple は、光学式手ぶれ補正を採用したカメラが2基搭載されているから『デュアル光学式手ぶれ補正』と表記しています。この条件が将来登場する3眼(トリプルレンズ)カメラに適用されれば『トリプル光学式手ぶれ補正』と表記されるでしょう。
手ぶれ補正と複数レンズの関係
iPhone の2眼(デュアルレンズ)カメラの手ぶれ補正機能は、2017 iPhone X 以前に発売された2眼カメラモデルと機能に違いがあります。
iPhone X 以降の手ぶれ補正
iPhone X 以降に発売されている2眼カメラは、広角レンズ・望遠レンズのどちらにも光学式手ぶれ補正機能を搭載しているため、景色の撮影から人物・物撮りまでブレにくいシャープな写真になります。
| レンズ | 光学式手ぶれ補正 |
|---|---|
| 広角レンズ | あり |
| 望遠レンズ | あり |
iPhone 8 Plus 以前の手ぶれ補正
iPhone 8 より大型画面を搭載する iPhone 8 Plus のメインカメラも2眼カメラですが、手ぶれ補正機能を採用しているのは広角レンズ側のみで、望遠レンズには採用していないため『デュアル光学式手ぶれ補正』ではありません。そのため、望遠レンズでの撮影は明るい状況でないとハッキリとした写真が撮れない可能性があります。
| レンズ | 光学式手ぶれ補正 |
|---|---|
| 広角レンズ | あり |
| 望遠レンズ | なし |
センサーシフト式手ぶれ補正

iPhone のセンサーシフト式手ぶれ補正は、撮影時のブレを補正する新しい仕組みのひとつ。
従来の『レンズシフト式』では、レンズの一部を動かしてブレを抑えていましたが、センサーシフト式ではイメージセンサー(撮像センサー)そのものを動かすことで補正を行います。

この技術は一眼レフ・ミラーレスカメラなどのカメラ専用機に以前から採用されており、近年スマートフォンのカメラにも技術転用されています。
特徴
手持ち撮影で手が少し揺れても、センサーがその動きを逆方向に素早く動いて打ち消し、画像をブレにくくする仕組みです。
- より高精度な補正:センサー自体を動かすため、レンズの構造に依存せず、微細なブレまで正確に抑えられます。
- 低照度でも効果的:暗い場所ではシャッタースピードが遅くなりブレやすくなりますが、センサーシフトでより安定した撮影が可能になります。
- 動画・写真の両方に対応:動画撮影時の手持ち撮影や、静止画のナイトモード撮影などで特に効果を発揮します。
- 望遠や広角でも安定:レンズごとの制限が少ないため、複数のカメラで利用できるのがメリットです。
デメリット
センサーシフト式手ぶれ補正は高性能ですが、いくつかのデメリットや制約もあります。
- 機構が複雑でコストが高い:センサーを高速かつ精密に動かすための制御機構が必要で、製造コストや設計難度が上がる。
- 筐体サイズへの影響:センサーを動かすためのスペースが必要になるため、特に薄型化が難しくなったり、小型デバイスには搭載しにくい。
- 熱や消費電力の増加:センサーを常に微細に動かすため、駆動部の電力消費や発熱が若干増える場合がある。
- レンズ側の補正に比べ動作範囲が限定的:レンズ全体を動かす方式に比べると、センサーの移動幅には限界があるため、大きな手ブレを完全に補正するのは難しい。
- 望遠レンズでの限界:望遠撮影時はブレが大きく拡大されるため、センサーシフト式だけでは補正しきれず、レンズシフト式や電子式補正との併用が必要になることもある。
センサーシフト式手ぶれ補正は、精度が高いが、コストや物理的な制約がある。
また、近年発売されているiPhoneカメラ部分の盛り上がり(バンプ)部分の理由の一つでもある。
iPhoneでは、iPhone 12 Pro Maxから『センサーシフト式手ぶれ補正』が搭載され、その後のProモデルや一部の無印モデルでも採用が広がっている。
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3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正

『3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正』は、iPhone 15 Pro Max に初めて搭載された、より高度な手ぶれ補正技術。
従来のセンサーシフト式は「縦と横の揺れ」を抑えていたのに対し、3Dセンサーシフトでは「縦・横・回転」を同時に制御し、より自然で安定した映像・写真を実現する。
機能の仕組み
- 従来のセンサーシフト:イメージセンサーを上下・左右(X軸・Y軸)に動かしてブレを打ち消す。
- 3Dセンサーシフト:上下・左右の2軸に加え、回転方向(ローリング方向=Z軸)のブレも補正できるように進化。つまり、3次元(X・Y・Z)で補正する仕組み。
3Dセンサーシフトの特徴
- より高度なブレ補正:手首の微妙なひねりや回転のブレにも対応でき、動画や写真の安定感が大幅に向上します。
- 暗所撮影に強い:ナイトモードや長秒露光での撮影でもシャープに写せる。
- 望遠や動きのあるシーンに有効:望遠レンズや歩きながらの撮影でも補正効果が高まります。
- Proモデル中心に搭載:高度な機構を要するため、iPhone Proシリーズに先行して採用されています。
従来は「縦と横の揺れ」を抑えていたのに対し、3Dセンサーシフトでは「縦・横・回転」を同時に制御し、より自然で安定した映像・写真を実現します。
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動画撮影時の手ぶれ補正
![動画対応モデル[iPhone / iPad 手ぶれ補正機能]](https://cycling.asobiing.com/wp-content/uploads/2019/08/iPhone-camera-ois_s6-300x200.jpg)
iPhone の光学式手ぶれ補正は動画(ムービー)撮影時にも機能が適応され、手ぶれや振動によるユレ・ブレをおさえ安定した動画撮影に貢献。
ムービー閲覧時のユレ・ブレは動画画面酔いの原因にもなり気持ち悪くなる人もいますが、iPhone のムービー撮影なら大丈夫です。
iPhone の動画記録時の手ぶれ補正機能はなかなか頼もしいもので、従来モデルは手ぶれに注意しながら撮影する必要がありましたが、iPhone 14シリーズ以降は複合的な手ぶれ補正機能が搭載されており、かなり安定したムービー撮影ができます。
ただし、動画撮影時の手ぶれ補正機能の特性で、画角(写る範囲)が狭くなるため、撮影本番前にテスト撮影して『どこまで写るか』を確認しておいたほうが確実な動画撮影ができるでしょう。











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