【軽自動車】スペーシアにスポーツ自転車を載せる

スペーシア ロードバイク自転車 積み方 乗せ方 固定方法
軽自動車スーパーハイトワゴン『スペーシア(Spacia)』に乗られるユーザーや購入を検討されている方は、室内の高い居住性と荷物の積載能力が気にっておられると思います。さらに、軽トール(ハイト)ワゴンは、後席を折り畳むことで広がったラゲッジスペースに、たくさんの荷物を乗せることができます。
また、近年ではスポーツサイクルに乗るユーザーが、広い荷室をいかしてクルマへ自転車を積載して、より遠方の観光地でサイクリングを楽しむドライバーが増加中です。

このページでは、スペーシア(スペーシアカスタムふくむ)へ乗せることができるスポーツバイクをチェックして、積載方法を探ってみました。

[広告]

Spacia 自転車積載

スペーシア 自転車の車載

開口部・室内が高い軽トールワゴン

スペーシアに最大限の荷物を載せたいときは、リアシートを倒して広い荷室を確保するのが一般的。四角い箱形のクルマだけあって、たくさんのモノを載せられるのがスペーシアの特徴の一つ。下画像はスズキ自動車が公式に発表している荷室の広さ情報です。
荷室へMTBを載せる フレアワゴン スペーシア 自転車積載
さすがにトールワゴンらしくバックドアの開口部は大きく、荷室開口高さは〈1,150 mm〉あるため、意外とかさばる軽快自転車(通称:ママチャリ)も余裕で積み込みが可能。
荷室の大きさ寸法 2017 スペーシア 自転車積載
また、荷室開口地上高が〈510 mm〉と低くく、自転車を大きく抱えなくても荷室へ入れることができます。しかし、この荷室の大きさを表した画像には重要な項目が欠けています。それは、荷室の長さ(奥行き)の数値です。この荷室長が記載されないのには理由があります。

運転席スライド量で後部荷室長も変化

荷室長は、運転席・助手席に座る人の前後スライド量やリクライニング量によって変化するため、明確な数値で表すことができないのです。しかし、ある程度の参考値がないと積載量の予測ができないので、この記事を書いている私をサンプルとします。

私の身長は〈約166 cm〉で体格は少し痩せ気味。ハンドルは近くリクライニングが浅いドライビングポジションが好みのため、後部ラゲッジスペースは広めになります。
それを考慮しての荷室長は、リアゲート(バックドア)から前席背面までの長さは〈実測:1,400 ミリ位〉でした。1400 ミリくらいの長さだと、大人が乗る自転車をそのまま積載はできませんが、前輪を外すことで積載できる可能性があります。
荷室と前席の隙間 2017 スペーシア 自転車積載
あと、後席を折り畳んだときの前席との隙間を、実際にスペーシアカスタムの車両でチェックしたものが上画像です。前席の後にスペースが空いていますが、ゆったりとしたポジションで座る・体格が大きいドライバーであれば、この隙間は小さくなります。荷室長〈実測:1,400 ミリ位〉は、この状態で計った長さになります。

積載について

車載する方法で述べている積載条件は、自転車を立てた状態で『真っすぐ乗せる方法で車載が可能か?』を判断しています。たとえばスポーツ自転車を一台載せるなら、積載するスペースは後部座席の左右どちらか半分のみ使用することになります。


なお、スペーシアやスペーシアベースより後席・荷室が小さい軽自動車『ワゴンR MH55S』でロードバイク、クロスバイク、グラベルバイクを車載する方法も掲載しています。

【軽自動車】ワゴンRにスポーツ自転車を載せる


[PR]
Amazon : Apple正規取扱品✨
Apple 新型 iPhone❗️Amazonポイント付与⭐️

その自転車、軽自動車に積める?

積載スペースが限られる小型乗用車に自転車を乗せるとき、もっとも重要なのが積み込む自転車のサイズです。

荷物を乗せるのが得意な『軽キャブバン(エブリイ)』や『軽スーパーハイトワゴン(スペーシア)』等でない限り、自転車を分解せずに直立状態で載せるのは難しいでしょう。

この項目では、乗せたい自転車による特徴や車載の『めやす』を簡単に説明します。

折りたたみ小径車(ミニベロ)

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
折りたたみ自転車(20インチ以下)
おおよその全長 軽自動車に積める?
約130〜150cm ✅ 余裕で可
補足情報
折りたためばラゲッジルームや、後席を倒せば簡単に入る。
自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
ミニベロ(小径車)
おおよその全長 軽自動車に積める?
約150〜160cm ✅ 可
補足情報
前輪を外せばより確実に積載できる。

『折りたたみ小径車(ミニベロ)』とは、小径ホイール(12〜20インチ)を採用し、さらに車体フレームの折りたたみ機構を備えた自転車のこと。
『ミニベロ(Mini Velo)』は英語で『小さい自転車』を意味し、折りたたみミニベロは、その中でもコンパクトさと携帯性を重視したタイプとなります。

折りたたみ機能を備えたミニベロの多くは、車体フレーム中央やハンドル、ペダル部分にヒンジ(折りたたみ機構)があり、短時間で小さく折りたためる。

車内空間が狭いタイプの自動車でも、自転車車体を折りたたむことで、車のトランクや後部座席(ラゲッジルーム)へ簡単に積み込むことが可能。
また、車内空間・ラゲッジルーム・トランク部分が広ければ、乗車人数分の自転車を積み込むことができ、旅先でグループサイクリングも楽しめる。

自転車メーカーがオプション販売する専用袋に入れれば、車内・自転車の両方の傷防止になり、車載管理も楽になります。

[PR]

クロスバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
クロスバイク
おおよその全長 軽自動車に積める?
約170cm前後 ⚠️ 可能(前輪を外す)
補足情報
リアシートを倒して斜めに積む。

『クロスバイク』は、ロードバイク(速さ重視)とマウンテンバイク(安定性・走破性重視)の中間に位置するスポーツ自転車で、タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。

車体フレームの大きさは、
上半身を起こした状態で乗れる『操作性重視』モデルがサイズ的に小さい。
上半身を前方向に伸ばし低い姿勢で乗れる『スピード性重視』モデルは、フレームが大きい傾向にある。

標準的なクロスバイクは、スポーツ自転車専用パーツで構成されており、車体重量は軽い傾向にある。
また、前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバー)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

ハンドルバー幅が狭いモデルもあり、複数台を並べて車載しやすい。

大手自転車ブランドのクロスバイクの多くは、ヘキサレンチ(六角レンチ)で部品脱着ができるため、前かご、泥除けなどの付属品の付け外し作業も短時間で可能。

[PR]

ロードバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
ロードバイク
おおよその全長 軽自動車に積める?
約165〜175cm ⚠️ 可(前輪を外す)
補足情報
フロントホイールが脱着できるなら、さらにOK❗️

『ロードバイク』は、舗装された道路を速く・遠くまで走るために設計されたスピード特化型のスポーツ自転車。
強めの前傾姿勢を強いるため、特徴のある乗車ポジションで快適性は低い。タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。

ロードバイクフレームの大きさはコンパクト設計が基本ですが、ハンドル形状がドロップ型と特殊で、フレーム前方に配置されるため、ハンドルステム長やハンドル形状・サイズによっては、フレームと合わせると全長が意外と長くなります。

前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバーまたはスルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

なお、ロードバイクのセッティング上、シートポストが長くサドルが高い位置にくる場合があり、車載する自動車の室内高によっては、シートポストを外す必要があります。

[PR]

グラベルロード

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
グラベルロード
おおよその全長 軽自動車に積める?
約170〜180cm ⚠️ 可(前輪を外す)
補足情報
フロントホイールが脱着できるなら、さらにOK❗️

『グラベルロード』は、グラベル(砂利道)も走れるように設計された
ロードバイクの派生モデル。
やや強めの前傾姿勢を強い、ロードバイクと同等の特徴のある乗車ポジションで、やや快適性は低い。タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。29インチタイヤサイズに対応するモデルもある。

グラベルロードのフレームは基本コンパクト設計ですが、ロードバイクより後三角フレーム部分が大きめなことが多く、1インチ前後長くなる傾向がある。

ハンドル形状がドロップ型と特殊で、フレーム前方に配置されるため、ハンドルステム長やハンドル形状・サイズによっては、フレームと合わせると全長が意外と長くなる。
また、近年はハの字に広がった『フレア形状』ドロップハンドルの採用もあり、車幅が増えることもある。

前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

なお、ロードバイクのセッティング上、シートポストが長くサドルが高い位置にくる場合があり、車載する自動車の室内高によっては、シートポストを外す必要があります。

[PR]

アドベンチャーバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
アドベンチャーバイク
おおよその全長 軽自動車に積める?
約180〜190cm ⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。

『アドベンチャーバイク』とは、あらゆる道を走るための自転車で、舗装路から未舗装路、ツーリング、キャンプライドまで幅広く対応できる万能型のツーリング自転車。
近年では『グラベルバイクの発展型・拡張版』と位置づけられており、海外では『Adventure Gravel』や『Bikepacking Bike』と呼ばれることもあります。

タイヤサイズは太めで、700c × 40〜50mmや、29-inch × 50mm以上が標準。

アドベンチャーバイクのホイールベースは長めの設計なのでフレームサイズは大きめで、ハンドル幅は700mm前後と広く、複数台を並べて車載するときは工夫が必要(メーカー別にドロップハンドル、フレアハンドル仕様もあり)。
ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。

前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

なお、サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。

[PR]

26インチMTB

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
26インチホイール MTB
おおよその全長 軽自動車に積める?
約170〜185cm ⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。

『26インチMTB』は、タイヤ直径が26インチ規格の自転車で、もともと世界中で最も一般的なマウンテンバイクでした。
26インチMTBは軽快さ・取り回しの良さがあり、今でも根強い人気があります。
タイヤサイズ26インチのホイール直径は約660mm。タイヤ幅は約1.9〜2.5インチが標準。

26インチMTBのフレーム設計は多岐にあり、製造メーカーにって大きさが違っていますが、ロードバイクのフレームより大きい。
ハンドル形状はフラットバーが多く、ハンドル幅が600~650mmほど。
ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。

サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。

前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバーまたはスルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

[PR]

29インチMTB

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
29インチホイール MTB
おおよその全長 軽自動車に積める?
約185〜195cm ⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。

『29インチMTB』は、タイヤ直径が29インチ規格の自転車で、従来主流だった26インチMTBよりも車輪が大きく、現在ワールドカップやオリンピックなどのレースでは主流として活躍するマウンテンバイク。英語では『29er(ナイナー)』と略しても呼ばれる。

タイヤサイズ29インチのホイール直径は約622mm(700cと同等)。タイヤ幅は約1.9〜2.5インチが標準。
なお、29インチホイールにMTBタイヤを装着するとタイヤホイールセットはかなり大きくなる。

29インチMTBのフレーム設計は多岐にあり、製造メーカーにって大きさが違っていますが、26インチMTBのフレームより大きい。
ハンドル形状はフラットバーが多く、ハンドル幅が約750mmとかなり幅広いため、複数台を車載する場合は工夫が必要。
ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。

サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。

前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。

[PR]

27インチ軽快車(ママチャリ)

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
27インチ軽快車(ママチャリ)
おおよその全長 軽自動車に積める?
約180cm前後 ❌ 難しい
補足情報
前後輪の取り外し困難。ハンドルの高さや、フロントバスケットが邪魔になる。リアハッチとの干渉に注意。
なお、『軽キャブバン(エブリイ)』や『軽スーパーハイトワゴン(スペーシア)』などのボックス形状の軽自動車であれば、自転車を分解せず直立状態で積載ができるので、自転車通勤のお子さんの送り迎えに便利。

『27インチ軽快車』とは、おもに一般向けシティサイクル(通称=ママチャリ)タイプの自転車で、タイヤサイズは27インチ(直径:約685mm)。

車体フレームは大きめで重量も重い。ハンドル位置が高い傾向にあり、車体の全高が他の種類の自転車より高いことが車載を難しくしている。

また、付属品が多く、前かご、泥除け、スタンド、鍵、ライトなどが標準装備されているため、前後輪を外してもスポーツ自転車のようにコンパクトにならない。
なお、前後輪を外すためには工具が必要で短時間での脱着はむずかしい。

背が低いユーザー向けに『26インチ軽快車』があり、車体の大きさは27インチ軽快車より小さめサイズとなり、やや車載しやすい。

[PR]

前輪を外して乗せる

軽自動車のような車内空間が限られる車両に自転車を車載するとき、スポーツ自転車ならホイールを外して車体サイズをコンパクトにすることが簡単にできます。

とくに前輪ホイールはレバーの操作・引き抜きのみで外せるため、軽自動車にドライバー1人ととスポーツ自転車1台だけなら、前輪を外して乗せるのが最もシンプルな方法です。

車載スポーツバイクの種類

以下の自転車の積載状態は、前輪を外した状態でフロントフォーク先端から後輪のタイヤ面までの大きさです。参考までに、身長〈約166 cm〉の私が乗っているスポーツバイクでチェックしてみます。バイクの大きさはホリゾンタル(仮想トップチューブ)長で表しています。

ロードバイク
ロードバイク[2018 スペーシア 自転車積載]
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈520 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能(条件付き)。ただし、ステムやドロップハンドルの長さ形状によって接触する場合があります。
グラベルロード
グラベルロード 軽自動車 自転車 車載 そのまま乗るか
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈540 mm〉、ホイールベース〈1024-1034 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能(条件付き)。ただし、ステムやドロップハンドルの長さ形状によって接触する場合があります。
クロスバイク
クロスバイク 大きさ スペーシア 自転車 車載 乗せ方
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈525 mm〉、ホイールベース〈1016 mm〉のクロスバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能。
MTB・26インチホイール
MTB 26インチホイール[2018 スペーシア 自転車積載]
ホイールサイズ〈26インチ〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈570 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能。
MTB・29インチホイール
MTB 29インチホイール[2018 スペーシア 自転車積載]
ホイールサイズ〈29インチ〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈585 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納不可。
アドベンチャーバイク
アドベンチャーバイク[2018 スペーシア 自転車積載]
ホイールサイズ〈29インチ〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈580 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納不可。

項目の『アドベンチャーバイク』とは、砂利道などの悪路を長距離走破できる『MTB』と『クロスバイク』の中間的なスポーツ自転車。アドベンチャーバイクに関する情報は〔Toughroad SLR1 レビュー〕にて掲載しています。


これによって分かったのは、ラゲッジフロア長〈1,400 mm〉へ自転車が積載できるかの最大の要因は、ホイールサイズとタイヤサイズにあるようです。一部、ハンドル形状や大きいフレームサイズが要因になることもあります。ロードバイクなどのドロップハンドルの接触は、ハンドルの角度を変更するか取外すことで問題解決できるでしょう。

[PR]

フォークで固定する:車載ベース

車体が小さいスポーツ自転車なら、後席片側をたたんでフラットにすれば車載ができますが、固定していないとバイクがガチャガチャと動いて安定しません。そんなときは、前輪固定用の車載ベースにフォークを固定すれば、安全に自転車を運ぶことができます。
フロントフォーク固定 車載ベース[スポーツ自転車 車載 積載]
また、助手席も前に倒して前後席をフラットにすれば、ほとんどのスポーツ自転車の前輪を外すだけで車載が可能になるでしょう。こんな場合でも車載ベースをフォークに取り付ければ、移動中に発生するバイクの左右の揺れを抑えることができます。

前輪固定用

ホイールバッグ

前後ホイールを外さず車載:タイダウンベルト

MTB完成車を載せる[新型2017 スペーシア 自転車積載]
後部座席を左右両方とも折り畳む条件であれば、カタログに掲載されている通り、幅広い種類のスポーツ自転車が完成車のまま積載することが可能でしょう。ただし、走行中の自転車転倒を防止するためタイダウンベルトなどでバイクを固定しましょう。

なお、以下の「前後輪を外して積載」の方法であれば、2台以上の自転車を積載することが可能になります。

[PR]

前後輪を外して乗せる

ホイールサイズとタイヤサイズの大きさが原因で積載できないばあいは、前後輪のホイールを取外すことで解決できます。荷室長が〈約1,400 mm〉あるわけですからほとんどの自転車が収納可能になります。
前後ホイールをはずす[スペーシア 自転車固定 積載]

実際にスペーシアへ前後ホイールを外したスポーツバイクを積み込むばあい、私のやり方では以下のようにしています。

  1. 左右どちらか一方の後席を折りたたんでフラットにする
  2. 後輪を外し後輪アクスルにリアエンドサポートを取付け
  3. 前輪も外してスポーツ自転車を後席フラット部分に積み込む
  4. 前輪アクスルを車載ベースなどに固定する
  5. 外した前後ホイールを収納袋に入れる

車載ベースによる固定車載

自転車の前後輪を外して自動車に乗せるばあい問題になるのが固定方法です。

とくに後輪を外すと、ディレイラー(変速機)とチェーンが直に接触することになるため、そのまま積載してしまうと破損・故障・車内汚れの原因になります。
そのようなトラブルをシンプルに回避できるできるのが『車載ベース』や『エンドサポート』などの車載用に開発された自転車アクセサリーです。
フロントフォーク固定 車載ベース[スポーツ自転車 車載 積載]リアエンド ディレイラー 保護アクセサリー[スポーツ自転車 車載 積載]フロントフォーク固定 車載ベース[スポーツ自転車 車載 積載]リアエンド ディレイラー 保護アクセサリー[スポーツ自転車 車載 積載]
これらの車載キットの役目としては、前輪の車載ベースが自転車の揺れ防止の固定用で、後輪のエンドサポートがディレイラーハンガー・ディレイラー・チェーンの保護用となります。
また、外した前後輪を収納できるホイールバッグがあると積載・持ち運びが楽になります。
タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法

前輪固定用

後輪保護用

ホイールバッグ

[PR]

輪行袋による複数台の車載

前後輪を外して持ち運ぶ手段に『輪行』といった公共交通機関で自転車を運ぶ方法があります。この輪行用袋に入れることで、外したホイールとフレームをセットでパッキングできるので、ラゲッジフロアを汚さず省スペースで収納できます。
輪行袋に収納して積載[2018 スペーシア 自転車積載]
このように、スペーシアの荷室にスポーツバイクが搭載できることが分かりました。いずれは、クルマで自転車を運ぶパッキング方法も掲載したいですね。

輪行袋で傷汚れ防止

輪行袋に収納して積載[2018 スペーシア 自転車積載]
自転車をクルマに乗せるときに、ラゲッジルームの汚れや傷つきを防止する輪行袋は、自転車の種類、前輪だけ外す、前後輪を外す、といった条件によって袋の大きさや付属品に違いがあります。また輪行袋にはショルダーベルトが付属するため、自転車を分解収納したまま持ち運びが可能です。

車載するクルマの荷室の広さや、積載量におおじて種類別の輪行袋を使い分けるのも便利でしょう。



    このポストに関連する記事