【軽自動車】ワゴンRにスポーツ自転車を載せる

ロードバイク クロスバイク 自転車 積み方 乗せ方 固定方法 フレア ワゴンR MH55S
2020年頃から発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって自転車通勤や個人のスポーツとして自転車に乗るユーザーが増えています。

いろんなルートを自走でも距離が稼げるのが自転車の楽しみではありますが、より遠くの景色をサイクリングしたいなら、自転車をクルマに載せて目的地にアクセスできれば、より行動範囲が広がります。

このページでは、維持費が安くコンパクトな『軽自動車』へスポーツバイクを乗せる方法を掲載しています。この記事を書いている私も軽自動車であるスズキ ワゴンR ユーザーでして、荷室にスポーツ自転車を積載して、県外のいろんな観光地・絶景ルートをサイクリングしています。

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Wagon R 自転車車載

軽自動車への自転車積載

スズキ自動車のワゴンR は、軽自動車規格内で室内高を1.6m~1.7m程度に高めた『ハイトワゴン(トールワゴン)系』のクルマ。他社ではムーブ、N-WGN、N-ONE、デイズなどが販売されている。

自転車をそのまま乗せるなら軽スーパーハイトワゴン

荷室へMTBを載せる[新型2017 スペーシア 自転車積載]
近年さらに室内高を高めた『スーパーハイトワゴン(スーパートールワゴン)系』が軽乗用車ユーザーに評価され販売数を伸ばしています。このタイプの軽自動車は、スズキならSpacia(スペーシア)

これらの人気車種は室内高が非常に高く、小さいお子さんの着替えが室内でできるメリットがあります。また、軽自動車とは思えないほどの積載能力があり、荷室開口高さは〈1,150 mm〉ほどあるので、工夫すればシティサイクル(通称=ママチャリ)をそのまま載せることができます。
他社の同類モデルだと、タント、N-BOX、N-VAN、ルークスなどがあります。


なお、後席・荷室が大きいスズキ・スペーシアなどにスポーツ自転車を車載したいばあいの乗せ方は『【軽自動車】スペーシアにスポーツ自転車を載せる』に掲載しています。

【軽自動車】スペーシアにスポーツ自転車を載せる


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軽ハイトワゴンならホイールを外して積む

軽自動車 フレア ワゴンR MH55S]
この記事でスポーツ自転車を実際に載せる車両は、スズキのハイトワゴン『ワゴンR ハイブリッドFX(MH55S)』。この軽自動車は、スズキ独自開発のマイルドハイブリッド技術を搭載したシリーズの最廉価モデル。

ワゴンRは、人気のスーパートールワゴン『スペーシア』と比べて、エンジンルームが長めの設計なので、室内長が短いです。また、室内高も低いため全体的な積載容量は少なくなります。

ワゴンRのように室内の前後長が短くなるクルマの場合、その分は後席・荷室の長さに影響するので、スポーツ自転車を直立状態で積載したい場合はホイールを外さなければなりません。

なお、この記事ではホイールを外した自転車を固定するために、自転車車載用ベース台などを利用して固定します。これらのアクセサリーも紹介します。

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積載できる自転車の種類

以下の自転車の積載状態は、前輪を外した状態でフロントフォーク先端から後輪のタイヤ面までの大きさです。参考までに、身長〈約166 cm〉の私が乗っているスポーツバイクをふくめてチェックしてみます。バイクの大きさはホリゾンタル(仮想トップチューブ)長で表しています。

なお、搭載できるスポーツバイクの項目からMTB系が外れているのは、ワゴンRの室内高・リアハッチ開口高の高さが低いことがあり、サスペンションを装着した自転車は、立てた状態で車載できない可能性があるため除外しています。

ロードバイク
ロードバイク[2018 スペーシア 自転車積載]
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈520 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能(条件付き)。ただし、ステムやドロップハンドルの長さ形状によって接触する場合があります。
グラベルロード
グラベルロード 軽自動車 自転車 車載 そのまま乗るか
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈540 mm〉、ホイールベース〈1024-1034 mm〉のバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能(条件付き)。ただし、ステムやドロップハンドルの長さ形状によって接触する場合があります。
クロスバイク
クロスバイク 大きさ スペーシア 自転車 車載 乗せ方
ホイールサイズ〈700 c〉、トップチューブ長がホリゾンタルで〈525 mm〉、ホイールベース〈1016 mm〉のクロスバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能。
アドベンチャーバイク
アドベンチャーバイク[2018 軽自動車 自転車 積載]
ホイールサイズ〈29インチ〉、トップチューブ長がホリゾンタル〈580 mm〉、ホイールベース〈1061.4 mm〉のグラベルバイクは、荷室長〈1,400 mm〉に収納可能。

項目の『アドベンチャーバイク』とは、砂利道などの悪路を長距離走破できる『MTB』と『クロスバイク』の中間的なスポーツ自転車。フレームとタイヤホイールは29インチMTBと同等にサイズが大きく、軽自動車への積載には工夫が必要になる場合がある。アドベンチャーバイクに関する情報は〔GIANT Toughroad レビュー〕にて掲載。

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【解説】実際にスポーツ自転車を車載する

後部座席に載せる[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
それでは、実際にスポーツ自転車を軽自動車(ワゴンR)に乗せる方法を写真付きで乗員ごとに説明していきます。また、車載に利用する自転車専用アクセサリー情報も掲載。

前輪を外して車載(乗員2人)

前後輪を外して車載(乗員3人)

自転車車載アクセサリー


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前輪を外して車載(乗員2人)

タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
ワゴンRのようなハイトワゴン軽自動車に、スポーツ自転車の前輪だけ外してクルマに載せるときに障害になるのが助手席。助手席を最前方にスライドさせ、シート背面を前に倒しても、自転車の大きさによっては載せられない可能性があります。この方法のデメリットは、最前方にスライドされた助手席によって左横方向の視界を遮るので、安全に走行するために避ける必要があります。

ただ、近年発売されているクルマには、独自の折りたたみ機能を採用してる場合があり、これらの問題をクリアできます。
ワゴンRの助手席は、スズキ独自の折り畳み構造を採用しており、助手席部分を完全にフラットにできます。この独自機能のおかげでコンパクトな車体ながらも長物の運搬を可能にしています。

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前輪を外しての乗せ方

ロードバイク 載せる 固定方法[ワゴンR MH55S]
では、実際にワゴンRに前輪を外したスポーツバイクを積み込んでみましょう。私のやり方では以下のようにしています。

  1. 左側の前席・後席を折りたたんでフラットにする。
  2. 前輪を外したスポーツ自転車をフラット部分に積み込む
  3. 前輪アクスルを車載ベースなどに固定する
  4. 外したホイールを収納袋に入れる

左側の前席・後席を折りたたんでフラットにする。

タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR 軽自動車 自転車固定]
ワゴンR MH55S の助手席フラット化の手順は、
①助手席のヘッドレストをはずす。
②座面を後方から起こして前にたおす。
③背もたれを前に完全にたおす。
助手席の折りたたみ[ワゴンR MH55S]
以上で、助手席の完全フラット化は完了です。
助手席の汚れ防止 キックガード[ワゴンR MH55S]
なお、助手席の背面汚れ防止のために、スズキ純正の『キックガード』を装着しています。

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前輪を外したスポーツ自転車をフラット部分に積み込む

タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
前輪をはずしたスポーツバイクを後輪方向から、フラット化した後部座席上に載せていきます。このとき、サドルのセッティングが高いバイクだと、テールゲート開口部に当たってしまう場合があります。
どうしてもサドルが接触して入らないときは、シートポストを低くするか、外してしまいましょう。
タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR 軽自動車 自転車固定]ラゲッジマット(バンパーカバー付)[ワゴンR MH55S]
なお、後席とラゲッジの汚れ防止のために、スズキ純正の『ラゲッジマット(バンパーカバー付)』を装着しています。

前輪アクスルを車載ベースなどに固定する

車載ベース スタンド[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
前ホイールを外したフレームを立てて積載できるよう、前アクスル部分を車載ベースに固定する。
車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]
私が使用している車載ベース『ミノウラ VERGO-TF2-WH』は、ワゴンR MH55S モデルの後席部分にうまい具合にハマるため、車の『曲がる・止まる』といった状況でも自転車フレームかなり安定しています。
車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]

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外したホイールを収納袋に入れる

外したホイールはフレームを積み込んだ後でホイールバッグに収納します。
タイヤ・ホイール収納袋[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
ホイールバッグは、700c 系のロードバイク用ホイールバッグ、29インチ系のアドベンチャーバイク、MTB用ホイールバッグが自転車用アクセサリーとして販売されています。

私は、グラベルロードタイヤとMTBタイヤの両方を使うので、TIOGA製の29インチホイールバッグで併用させています。
タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法

積載と後方視界

クルマに積み込んだとき、前輪のみ外した自転車は全長と高さがあるため視界の邪魔になることがあります。安全に運転できるよう自転車を積載したばあいの視界状況は事前に確認しておきましょう。
助手席 視界 安全確認[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
ワゴンR MH55S の室内に、前輪のみ外したスポーツバイクを実際に収納した場合、左方向の視界は良好。
助手席を折りたたんでいるうえに、後輪部分が視界を遮っていません。これなら一時停止の左右確認に不安はありません。
ホイールバッグと後方視界[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
気になるのは後方視界です。
写真の状況は、運転席から左後方を目視したもの。自転車でところどころ隠れますが、すき間から安全確認ができることがわかります。ただ、外した前輪にホイールバッグを被せたものを自転車に沿わせて積載すると、視界がほとんど遮られるので、できれば右後席の後ろのラゲッジに乗せるようにしましょう。

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前後輪を外して車載(乗員3人)

前後タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR MH55S 自転車固定]
ワゴンRのようなハイトワゴン軽自動車に、スポーツ自転車を載せるのにオススメなのが、前後輪を外した車載方法です。
この載せかたの最大のメリットは、ホイールを外した自転車の前後長が短くなるので、後部座席の片側のみ折りたためば積載可能になること。これで、自転車1台を載せたうえ3名の大人が乗車可能です。

同社の軽スーパーハイトワゴン『スペーシア』より車内空間が狭いワゴンRにとって、積載物がコンパクトに収納できる意味は大きいでしょう。

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ワゴンR:前後輪を外した乗せ方

では、実際にワゴンRに前後ホイールを外したスポーツバイクを積み込んでみましょう。私のやり方では以下のようにしています。

  1. 左右どちらか一方の後席を折りたたんでフラットにする
  2. 後輪を外し後輪アクスルにリアエンドサポートを取付け
  3. 前輪も外してスポーツ自転車を後席フラット部分に積み込む
  4. 前輪アクスルを車載ベースなどに固定する
  5. 外したホイールを収納袋に入れる

左右どちらか一方の後席を折りたたんでフラットにする

後部座席を折りたたんでフラットにするのは、左右どちらでもOK。
構造上トップチューブが短いロードバイクや、フラットバーのハンドルを採用するクロスバイク・アドベンチャーバイクであれば、運転席の後ろとなる右側後席に積み込むことは可能です。ただし、ドライバーの身長が高い・バイクのフレームサイズが大きかったりすると収まらない可能性があります。
後部座席の折りたたみ[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
助手席の乗員の身長がとくに高くなければ、大きいフレームサイズのバイクをフラット化した左側の後部座席に積載できるでしょう。

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後輪を外し後輪アクスルにリアエンドサポートを取付け

私が前後ホイールを外して積載する時は、まず後ろホイールから外していきます。
リアディレイラーの保護[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
ホイールを外したまま載せるとリアディレイラー(変速機)が荷室床に接触してしまうので、変速機を保護する『リアエンドサポート』をリアアクスル(後輪車軸)へ取付けます。
前後ホイールをはずす[ワゴンR 自転車固定 積載]
リアエンドサポートを取り付ければ、フレーム後部やチェーンリング部分の接触を防ぎ、安全な状態で荷室に置くことができます。

なお、リアアクスルに装着するエンドサポートは、クイックリリースとスルーアクスルのどちらの規格にも対応します。

前後輪も外してスポーツ自転車を後席フラット部分に積み込む

後部座席に載せる[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
次に、前ホイールを外します。
リアディレイラー部分はエンドサポートによって保護されるので、破損や汚れを気にする必要もなく、前輪の取り外しに集中できます。

クイックリリースの着け外しでは両手による作業が必要ですが、普及がすすんでいるスルーアクスルであれば着け外しは片手でもできるようになります。

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前輪アクスルを車載ベースなどに固定する

車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]
前後ホイールを外したフレームを立てて積載できるよう、前アクスル部分を車載ベースに固定する。
車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]
私が使用している車載ベース『ミノウラ VERGO-TF2-WH』は、ワゴンR MH55S モデルの後席部分にうまい具合にハマるため、車の『曲がる・止まる』といった状況でも自転車フレームかなり安定しています。

外したホイールを収納袋に入れる

外したホイールはフレームを積み込んだ後でホイールバッグに収納します。
ホイールバッグは、700c 系のロードバイク用ホイールバッグ、29インチ系のアドベンチャーバイク、MTB用ホイールバッグが自転車用アクセサリーとして販売されています。
タイヤ・ホイール収納袋[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
私は、グラベルロードタイヤとMTBタイヤの両方を使うので、TIOGA製の29インチホイールバッグで併用させています。
タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法

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後方視界

前後ホイールをはずす[ワゴンR 自転車固定 積載]
前後ホイールを外した自転車はかなりコンパクトな状態となり、後方視界をほとんど遮ることがなく安全確認も良好です。ただ、コンパクトになった分、外した前後ホイールの置き場所によって視界確保に大きな差がある点に注意が必要です。

    積載のポイント

  • 運転席の後ろに自転車を載せれるか
  • 左後ろ・後方の安全確認はできるか
  • ホイールバッグの置き場所と視界の確保

前後輪を外したコンパクトな状態なら、後部座席の左右どちらでも積載ができるでしょう。とくに、運転席の後ろが積載のベストポジションです。ここに外したホイールを含めた自転車が載せれれば、後方視界の確保は万全。さらに、3人乗車した時でも、後席の人の顔も見えるのでコミュニケーションしやすいメリットがあります。

運転手が長身で右後部座席に載せれない

ただ、運転手の背が高い長身のばあい、運転に最適なポジションを出すため、座席を後方にスライドさせる必要があります。こうなると、折りたたんだ右側後部座席の荷室長が短くなり、両輪を外した自転車でも乗せられない可能性あり。事前に確認しておきましょう。
ホイールバッグ積み込み[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
左側の後部座席にしか積載できないばあいは、外したホイールの置き場所で、後方の視界確保がまったく違ってきます。
ホイールバッグで後ろが見えない[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
3名乗員の場合、外した前後輪をホイールバッグに入れて、セットで積載すると左後ろ方向はほぼ見えません。
ホイールバッグを積む場所[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
もし、2名しか乗車しないなら、ホイールバッグは右側の後部座席に置きましょう。
ホイールバッグと後方視界[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
ホイールバッグを運転席の後ろに置ければ、後方視界が確保できて安全に運転しやすくなります。

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自転車車載アクセサリー

自転車の前後輪を外して自動車に乗せるばあい問題になるのが固定方法です。
とくに後輪を外すと、ディレイラー(変速機)とチェーンが直に接触することになるため、そのまま積載してしまうと破損・故障・車内汚れの原因になります。
そのようなトラブルをシンプルに回避できるできるのが『車載ベース』や『エンドサポート』などの車載用に開発された自転車アクセサリーです。

これらの車載キットの役目としては、前輪の車載ベースが自転車の揺れ防止の固定用で、後輪のエンドサポートがディレイラーハンガー・ディレイラー・チェーンの保護用となります。また、外した前後輪を収納できるホイールバッグがあると積載・持ち運びが楽になります。

自転車固定ボード・スタンド

リアエンドサポート(後輪保護用)

ミノウラ VERGO リアエンドサポート4

後輪の車軸(アクスル)部分の適合は、専用部品の取付け・取外しにより従来の9mmクイックレリーズと12mmスルーアクスルに対応。

ミノウラ VERGO リアエンドサポート5

『VERGO リアエンドサポート』の折りたたみに対応した商品。
後輪の車軸(アクスル)部分の適合は、専用部品の取付け・取外しにより従来の9mmクイックレリーズと12mmスルーアクスルに対応。

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ホイールバッグ

輪行袋による複数台の車載

輪行袋に収納して積載[2018 スペーシア 自転車積載]
前後輪を外して持ち運ぶ手段に『輪行』といった公共交通機関で自転車を運ぶ方法があります。この輪行用袋に入れることで、外したホイールとフレームをセットでパッキングできるので、ラゲッジフロアを汚さず省スペースで収納できます。

このように、スペーシアの荷室にスポーツバイクが搭載できることが分かりました。いずれは、クルマで自転車を運ぶパッキング方法も掲載したいですね。

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その自転車、軽自動車に積める?

積載スペースが限られる小型乗用車に自転車を乗せるとき、もっとも重要なのが積み込む自転車のサイズです。 荷物を乗せるのが得意な『軽キャブバン(エブリイ)』や『軽スーパーハイトワゴン(スペーシア)』等でない限り、自転車を分解せずに直立状態で載せるのは難しいでしょう。 この項目では、乗せたい自転車による特徴や車載の『めやす』を簡単に説明します。

折りたたみ小径車(ミニベロ)

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
折りたたみ自転車(20インチ以下)
おおよその全長軽自動車に積める?
約130〜150cm✅ 余裕で可
補足情報
折りたためばラゲッジルームや、後席を倒せば簡単に入る。
自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
ミニベロ(小径車)
おおよその全長軽自動車に積める?
約150〜160cm✅ 可
補足情報
前輪を外せばより確実に積載できる。
『折りたたみ小径車(ミニベロ)』とは、小径ホイール(12〜20インチ)を採用し、さらに車体フレームの折りたたみ機構を備えた自転車のこと。 『ミニベロ(Mini Velo)』は英語で『小さい自転車』を意味し、折りたたみミニベロは、その中でもコンパクトさと携帯性を重視したタイプとなります。 折りたたみ機能を備えたミニベロの多くは、車体フレーム中央やハンドル、ペダル部分にヒンジ(折りたたみ機構)があり、短時間で小さく折りたためる。 車内空間が狭いタイプの自動車でも、自転車車体を折りたたむことで、車のトランクや後部座席(ラゲッジルーム)へ簡単に積み込むことが可能。 また、車内空間・ラゲッジルーム・トランク部分が広ければ、乗車人数分の自転車を積み込むことができ、旅先でグループサイクリングも楽しめる。 自転車メーカーがオプション販売する専用袋に入れれば、車内・自転車の両方の傷防止になり、車載管理も楽になります。 [PR]a

クロスバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
クロスバイク
おおよその全長軽自動車に積める?
約170cm前後⚠️ 可能(前輪を外す)
補足情報
リアシートを倒して斜めに積む。
『クロスバイク』は、ロードバイク(速さ重視)とマウンテンバイク(安定性・走破性重視)の中間に位置するスポーツ自転車で、タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。 車体フレームの大きさは、 上半身を起こした状態で乗れる『操作性重視』モデルがサイズ的に小さい。 上半身を前方向に伸ばし低い姿勢で乗れる『スピード性重視』モデルは、フレームが大きい傾向にある。 標準的なクロスバイクは、スポーツ自転車専用パーツで構成されており、車体重量は軽い傾向にある。 また、前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバー)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 ハンドルバー幅が狭いモデルもあり、複数台を並べて車載しやすい。 大手自転車ブランドのクロスバイクの多くは、ヘキサレンチ(六角レンチ)で部品脱着ができるため、前かご、泥除けなどの付属品の付け外し作業も短時間で可能。 [PR]b

ロードバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
ロードバイク
おおよその全長軽自動車に積める?
約165〜175cm⚠️ 可(前輪を外す)
補足情報
フロントホイールが脱着できるなら、さらにOK❗️
『ロードバイク』は、舗装された道路を速く・遠くまで走るために設計されたスピード特化型のスポーツ自転車。 強めの前傾姿勢を強いるため、特徴のある乗車ポジションで快適性は低い。タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。 ロードバイクフレームの大きさはコンパクト設計が基本ですが、ハンドル形状がドロップ型と特殊で、フレーム前方に配置されるため、ハンドルステム長やハンドル形状・サイズによっては、フレームと合わせると全長が意外と長くなります。 前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバーまたはスルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 なお、ロードバイクのセッティング上、シートポストが長くサドルが高い位置にくる場合があり、車載する自動車の室内高によっては、シートポストを外す必要があります。 [PR]c

グラベルロード

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
グラベルロード
おおよその全長軽自動車に積める?
約170〜180cm⚠️ 可(前輪を外す)
補足情報
フロントホイールが脱着できるなら、さらにOK❗️
『グラベルロード』は、グラベル(砂利道)も走れるように設計された ロードバイクの派生モデル。 やや強めの前傾姿勢を強い、ロードバイクと同等の特徴のある乗車ポジションで、やや快適性は低い。タイヤサイズは700c(直径:約700mm)が標準。29インチタイヤサイズに対応するモデルもある。 グラベルロードのフレームは基本コンパクト設計ですが、ロードバイクより後三角フレーム部分が大きめなことが多く、1インチ前後長くなる傾向がある。 ハンドル形状がドロップ型と特殊で、フレーム前方に配置されるため、ハンドルステム長やハンドル形状・サイズによっては、フレームと合わせると全長が意外と長くなる。 また、近年はハの字に広がった『フレア形状』ドロップハンドルの採用もあり、車幅が増えることもある。 前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 なお、ロードバイクのセッティング上、シートポストが長くサドルが高い位置にくる場合があり、車載する自動車の室内高によっては、シートポストを外す必要があります。 [PR]d

アドベンチャーバイク

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
アドベンチャーバイク
おおよその全長軽自動車に積める?
約180〜190cm⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。
『アドベンチャーバイク』とは、あらゆる道を走るための自転車で、舗装路から未舗装路、ツーリング、キャンプライドまで幅広く対応できる万能型のツーリング自転車。 近年では『グラベルバイクの発展型・拡張版』と位置づけられており、海外では『Adventure Gravel』や『Bikepacking Bike』と呼ばれることもあります。 タイヤサイズは太めで、700c × 40〜50mmや、29-inch × 50mm以上が標準。 アドベンチャーバイクのホイールベースは長めの設計なのでフレームサイズは大きめで、ハンドル幅は700mm前後と広く、複数台を並べて車載するときは工夫が必要(メーカー別にドロップハンドル、フレアハンドル仕様もあり)。 ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。 前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 なお、サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。 [PR]e

26インチMTB

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
26インチホイール MTB
おおよその全長軽自動車に積める?
約170〜185cm⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。
『26インチMTB』は、タイヤ直径が26インチ規格の自転車で、もともと世界中で最も一般的なマウンテンバイクでした。 26インチMTBは軽快さ・取り回しの良さがあり、今でも根強い人気があります。 タイヤサイズ26インチのホイール直径は約660mm。タイヤ幅は約1.9〜2.5インチが標準。 26インチMTBのフレーム設計は多岐にあり、製造メーカーにって大きさが違っていますが、ロードバイクのフレームより大きい。 ハンドル形状はフラットバーが多く、ハンドル幅が600~650mmほど。 ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。 サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。 前後ホイールの脱着は専用部品(クイックリリースレバーまたはスルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 [PR]f

29インチMTB

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
29インチホイール MTB
おおよその全長軽自動車に積める?
約185〜195cm⚠️〜❌
補足情報
前後輪の外しが必要になる場合あり。リアハッチとの干渉、前席との干渉・車内天井との干渉に注意。
『29インチMTB』は、タイヤ直径が29インチ規格の自転車で、従来主流だった26インチMTBよりも車輪が大きく、現在ワールドカップやオリンピックなどのレースでは主流として活躍するマウンテンバイク。英語では『29er(ナイナー)』と略しても呼ばれる。 タイヤサイズ29インチのホイール直径は約622mm(700cと同等)。タイヤ幅は約1.9〜2.5インチが標準。 なお、29インチホイールにMTBタイヤを装着するとタイヤホイールセットはかなり大きくなる。 29インチMTBのフレーム設計は多岐にあり、製造メーカーにって大きさが違っていますが、26インチMTBのフレームより大きい。 ハンドル形状はフラットバーが多く、ハンドル幅が約750mmとかなり幅広いため、複数台を車載する場合は工夫が必要。 ユーザーの走行環境によって、ハンドル位置の高さ、サドル位置の高さに違いがある。 サスペンションを装備しているタイプだと、車体高が高くなるため、室内高が低い車両には『直立状態』で車載できない可能性がある。 前後ホイールの脱着は専用部品(スルーアクスル)で簡単なばあいが多く、車載するときにコンパクト化しやすい。 [PR]g

27インチ軽快車(ママチャリ)

自転車種類別 : 軽自動車に積む目安
27インチ軽快車(ママチャリ)
おおよその全長軽自動車に積める?
約180cm前後❌ 難しい
補足情報
前後輪の取り外し困難。ハンドルの高さや、フロントバスケットが邪魔になる。リアハッチとの干渉に注意。 なお、『軽キャブバン(エブリイ)』や『軽スーパーハイトワゴン(スペーシア)』などのボックス形状の軽自動車であれば、自転車を分解せず直立状態で積載ができるので、自転車通勤のお子さんの送り迎えに便利。
『27インチ軽快車』とは、おもに一般向けシティサイクル(通称=ママチャリ)タイプの自転車で、タイヤサイズは27インチ(直径:約685mm)。 車体フレームは大きめで重量も重い。ハンドル位置が高い傾向にあり、車体の全高が他の種類の自転車より高いことが車載を難しくしている。 また、付属品が多く、前かご、泥除け、スタンド、鍵、ライトなどが標準装備されているため、前後輪を外してもスポーツ自転車のようにコンパクトにならない。 なお、前後輪を外すためには工具が必要で短時間での脱着はむずかしい。 背が低いユーザー向けに『26インチ軽快車』があり、車体の大きさは27インチ軽快車より小さめサイズとなり、やや車載しやすい。 [PR]h



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