7月21日、SALSA(サルサ)2016年モデルのアナウンスがありました。ほとんどのバイクでフレームカラーと仕様の変更がおこなわれます。そして、発表された中にはニューモデルも追加され、一段とラインナップの充実がはかられました。
この『Vaya(ヴァヤ)』シリーズも、2016年モデルへ引継がれます。さらに、今春にはシリーズ最新の追加モデル『Vaya Ti XO』が来期バージョンとして早くもデビューしました。Vaya Ti XOは、チタニウムフレームを採用したトップグレード。この追加モデルから、従来シリーズと比べてジオメトリが一新。
大きく仕様が変更されたのは、サイズ別に違うホイールの大きさでした。
2015年モデルまでは、フレームサイズ【50cm】と【52cm】ではホイールサイズが26インチ。それ以上のサイズは700cホイールでした。ところが、Vaya Ti XOでは、全てのフレームサイズで700cになりました。
という情報を頭に入れておいて、早速Vayaシリーズ2016年モデルのことを書いていきます。
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SALSA Bikes
さきほど紹介した『Vaya Ti XO』は2016年モデルとして先行発売しているので、仕様の変更はありません。
気になるのはクロモリフレームを採用するバイクです。こちらの2015年モデルまでは『Vaya 2』と『Vaya 3』というグレードで呼ばれていましたが、次期モデルからは『Vaya X9』と『Vaya Deore』へ変更になります。
そして、変更されたのはグレード名だけでなく、フレームとフォークも新設計です。注目のホイールサイズは、すべてのフレームサイズで700cホイールを採用。これで、26インチホイールで気になっていた巡航速度の維持が楽になり、ペダリング入力を少なく抑えることができます。
ただ、キャリアとパニアケースを利用して長旅の荷物を積載したばあい、重心が低くなる26インチホイールのメリットがありました。この点については、低重心とロングホイールベースの新モデル『Marrakesh(マラケシュ)』へ引継がれるので、ロングツーリングファンも安心でしょう。
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さて、すべてが700cホイールを採用したフレーム。気になるのが停車時のトップチューブと股間の余裕(スタンドオーバークリアランス)ですが、新しいVayaでは最小フレームサイズ【49.5cm】をラインナップ。シートチューブ長380ミリを実現することで、小柄なかたや女性ユーザーの足付き性などもバッチリ考慮しています。
その他のフレームの特徴といえば、フルモデルチェンジを機にヘッドチューブをテーパード設計に変更。これによってクロモリ製フォークのステアラーもテーパード化され、高い剛性と安定したハンドリングを両立させました。
その他のフレーム仕様は現行モデル(2015年型)と変更は少なく、ブレーキはディスクブレーキ専用で、ローター径は最大160ミリまで対応。キャリパーマウントはポストマウント。前後のアクスルは、9ミリと10ミリのクイックリリース。タイヤクリアランスは42ミリ幅のタイヤへ対応し、フェンダーを取り付けたばあい38ミリ幅まで装着可能です。
積載に関する仕様では、フレームのボトルマウントが3箇所から2箇所へ減った以外、キャリアダボなどについての変更はありません。
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販売価格と発売時期
2016年モデルでは、フレームの分解が可能な『Vaya TRAVEL』の継続販売がされません。また、販売価格と発売時期はアメリカ本国での情報になります。
- Vaya Ti XO……US$ 4299・お取寄せ購入可能
- Vaya X9……US$ 1999・2015年9月頃
- Vaya Deore……US$ 1499・2015年9月頃
- Vaya フレームセット……US$ 850・2015年9月頃
パーツ構成・ジオメトリ
パーツ構成
ジオメトリ
2016年モデルのジオメトリは、フレーム素材に関係なく全て統一されています。
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