『CX6』は、Anchor(アンカー)初のシクロクロスレーサーバイク。
従来モデルはカンチブレーキ仕様だけでしたが、2015年モデルから新たにディスクブレーキ仕様を追加。それと同時に、カンチブレーキ仕様のモデルもフレーム各箇所にマイナーチェンジが施されました。
Anchor Bikes
カンチ仕様で改良されディスク仕様と共通な特徴部分は、トップチューブとダウンチューブ。
トップチューブは従来モデルの担ぎやすさを重視した設計だったのですが、日本のレースシーンで担ぎの少ない事情を考慮して、持ち上げるときのフレームの握りやすさに注目。これによって、握りやすい楕円断面を採用することになりました。
また、ダウンチューブとヘッドチューブ接合部には補強ガゼットが追加され、ヘッド周りの強度を上げています。
ディスクブレーキ仕様の『CX6 DISC』はカンチブレーキ仕様をベースに、高い制動力に対応させるため強度を高めています。フロント三角部分はカンチブレーキ仕様とほぼ共通としながらも、リア三角部分はMTBフレームの設計思想を取り入れました。これによってシートステイはストレートな設計で強度をかせぎ、振動吸収性を確保するためにベント加工を施しています。リアエンド部分も強度をアップさせるため形状変更と溶接部分を広くとってます。
フォークは、ディスク化による重量増を抑えるためにフルカーボンフォークを採用。徹底した軽量化によってフォークの先端までカーボン素材を使用していますが、耐久性を考慮してアクスル部分にはアルミプレートを取付けました。
ディスクブレーキのキャリパーマウントは、前がポストマウント、後がインターナショナルと従来のパーツを利用できるスタンダードなものになっています。
販売される形態は、完成車とフレームセット。
完成車はドライブ系に[SHIMANO 5800系 105]をメインに採用して11速化。クランク / チェーリングは[SHIMANO FC-RS500 / 46-36T ]。ブレーキは価格を抑えるために機械式[SHIMANO BR-R517]を採用しています。
販売されるサイズは、日本人の体格に合わせて【490mm、510mm、530mm】の3サイズです。
仕様・ジオメトリ
- サイズ
- 490mm、510mm、530mm
- フレーム
- RS-SHAPE Aluminium A6061インテグラルヘッド
- フォーク
- Carbon Monocoque
ディスクブレーキ台座付きスーパーオーバーサイズストレート形状
- ディレイラー
- F [SHIMANO 105 FD-5800] / R [SHIMANO 105 RD-5800-SS ]
- クランク
- SHIMANO FC-RS500 46-36T
- カセットコグ
- SHIMANO 105 CS-5800 11S 12-25T
- 前後アクスル
- 前[QR]、後[QR OLD 135mm]
- ローター径
- 160 mm
- 最大タイヤ幅
- –
- 重量
- 9.7kg(530mm)ペダルなし
- 価格
- 205,000円(税抜、完成車)
- 備考
- 100,000円(税抜、フレームセット)
ジオメトリ【補足】
TT=トップチューブ長(ホリゾンタル)、ST=シートチューブ長、CS=チェーンステイ長、WB=ホイールベース長。
Size |
480 |
510 |
530 |
TT |
515mm |
525mm |
535mm |
ST |
490mm |
510mm |
530mm |
CS |
425mm |
425mm |
425mm |
WB |
1007mm |
1012mm |
1017mm |
[cxlb]