【シクロクロス】Eddy Merckx EEKLO 70

『EDDY MERCKX（エディメルクス）』ブランド初のフレーム素材にカーボンを採用したシクロクロスバイク『EEKLO（エークロ）70』。

このバイクは、メルクス氏が70歳を迎えた2015年にデビューを果たしました。モデル名の由来は、1970年ベルギーのエークロにて開催されたシクロクロス世界選手権で、6連覇の強豪を抑え優勝したストーリーからきています。そのような深い思い出のある1970年と70歳をあわせ、モデル名に70番を与えた記念すべきモデルです。

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EDDY MERCKX

シクロクロス競技にも深いこだわりを持つエディメルクスは、ブレーキ仕様にディスクブレーキとカンチブレーキの2種類を用意。この他にも、フレーム素材に6061番アルミニウムのダブルバデッドチューブを用いたカンチブレーキ仕様も販売されます。

フレーム / フォーク

EEKLO 70のカーボンフレームには独自のCL+製法を採用。この製法は、カーボン繊維の目を多方向に配する製造技術で『カーボンラミネートプラス』といわれる。この製法は、すでに同社のロードレーサーフレームに採用されている先進的なテクノロジー。
EEKLOカーボンでは、カーボン素材に［300GPaクラス］というミドルグレードのカーボンをあえて採用。シクロクロス競技用にカーボンシートのレイヤリングを最適化して強度と耐久性・振動吸収性をチューニングしてあります。フレーム重量は約1050グラム。

フォークは強度をもたせた大径テーパード設計のモノコックカーボン。ヘッドチューブとフォークステアラーは剛性アップのためテーパード化されています。フルカーボンフォークにより重量は軽量な380グラム。フロントアクスルはQR（クイックリリース）を採用。
フォークはヘッドアングルを寝かせ、更にオフセットを45ミリ加え悪路での安定性を狙っています。

ディスクブレーキ対応フレームのキャリパーマウントは前後ともポストマウント。ディスクローターは140ミリ対応。リアアクスルは従来規格のQRです。タイヤクリアランスは38ミリと、CXレース規格以上のタイヤ幅の選択が可能になっています。

コンポーネント / 他

ドライブ系は［SHIMANO（シマノ） / ULTEGRA（アルテグラ）］をメインコンポーネントにセット。チェーリングは［FC-6800. 46-36T］、カセットコグは［CS-5800 11-28T］で、32Tを使用したい場合は、リアディレイラーをロングの［ULTEGRA RD-6800-GS］に変更してください。
油圧ブレーキ対応のシフターは［SHIMANO ST-RS685］、油圧ブレーキセットは［SHIMANO BR-R785 w SM-RT81 140 mm］と、カーボンフレームを採用した販売価格からみると魅力的なコンポ構成です。

なお、ケーブル類はフレーム内部を通す内装式。変速はDi2等の電動変速にも対応しています。

サイズ / 他

ジオメトリを見ると、最小サイズは【XXS＝48】から用意されます。サイズ【XXS】のトップチューブ長は【515ミリ】と、男性ユーザーならだいたい乗れる大きさ。シートチューブ長はシクロクロスにしては若干短め、トップチューブは少しスローピング化されているので股下を気にすることは少ないでしょう。
ホイールベースはシクロクロスとしては長めの部類。サイズ【XS】になると【1021ミリ】と長く、普段使いでつま先が当たることは非常に少ないでしょう。悪路での安定性の高さも伺えます。