【グラベルロード】Niner RLT 9

『Niner（ナイナー）』からグラベルロードバイク『RLT 9』の2016年モデルが発表されました。

『RLT 9』はNiner初のグラベルロードバイク。採用したアルミニウムフレームは軽量で強度に優れており、Ninerは公式に「これは、オールロード・マウンテンバイクです。」と発言する程のタフネスロードバイクです。
このバイクは、レースイベントを目的としたグラベルレーサーとは違う方向性で開発され、ロングライドへ向けた快適性を十分に備えた設計。

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Niner Bikes

新しいRLT 9は、強度の高い『AIR 9』フレームをベースにアドベンチャーロードを強く意識したモデル。独自の鍛造ドロップアウトにより重量は軽量化されており、チェーンステイやブレーキマウント等の負荷が高い部分には効果的なチューブレイアウトと最適化されたマウント／エンドパーツを取り入れています。

以前のモデルとの違いで一番分かりやすいのがフロントフォーク部分。こちらには新たにグラベル走行用にチューニングされたカーボンフォークがインストールされ、ツーリングラックやアクセサリーゲージが取付けできるネジ穴を装備。これらのラック機能によってフォーク全体に増加する負担対策と安定したハンドリングを獲得するため、フロントアクスルはQR（クイックリリース）から15 × 100mmスルーアクスルへ変更されました。
また、従来通りフェンダーマウントも装備され、ひきつづき天候に左右されないロングライドへ対応させています。

フロントアクスルが変更されたことでリアアクスルも気になるところですが、こちらもスルーアクスル化されて12 × 142mmを利用できるようになっています。

対応する変速仕様は、機械式はもちろんのことDi2電動変速に互換。シートポスト内臓バッテリーに対しての配線口、BBからダウンチューブへのケーブル内装化を施し低メンテナンス性を図っています。

ジオメトリは先代モデルとの変更点はなく、最小サイズは【47cm】から用意され小柄なユーザーでも選択肢に含めることが出来るでしょう。ただ、スタンドオーバーハイト（地面からトップーチューブまでの高さ）は他車グラベルロードと比べ高めの設計です。

チェーンステイは長めの【435ミリ】で多種のタイヤ選択で悩めそうです。ちなみにタイヤクリアランスは【1.75インチ = 44.45ミリ】になります。また、リアセンターとフロントセンターが長いのでホイールベースは最小サイズ【47cm】でも【1008ミリ】あり、これに寝かされたフォーク角度をふくめて、悪路走行はもちろんのことキャリアに荷物を積載ばあいでも過敏なハンドリングにはならないでしょう。

リアにキャリアとフェンダー装備する場合、シートステイに装備されたブリッジポイントを使用します。通常のマウントポイントが用意されていないので、その点を注意しておいて下さい。

新しいRLT 9の発売時期は今年の11月頃に開始。また、従来のユーザーに向けて新設計フォーク単品の販売も行い、こちらは12月頃の予定をしています。日本での取扱は不明ですが、順次販売されると予想します。販売価格はフレームセットのみの販売で~~130,000円以上~~166.000円（税別/フレームセット）です。

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仕様・ジオメトリ

サイズ: 47, 50, 53, 56, 59, 62 (cm)
フレーム: Hydroformed Aluminum alloy frame is ligh, PF 30 BB shell is geared or singlespeed compatible with the new Niner BioCentric 30
フォーク: Custom 15mm gravel-tuned Niner carbon fork with rack mid mounts
ディレイラー: F [-] / R [-]
クランク: –
カセットコグ: –
前後アクスル: 前［15 × 100mm］、後［12 × 142mm］
ローター径: F [160 mm] / R [160 mm]
最大タイヤ幅: 44 mm
重量: –
価格: 166.000円（フレームセット / 税別）
備考: 専用フェンダー／キャリアマウントあり