【グラベルロード】KONA Wheelhouse

『Wheelhouse（ホイールハウス）』は、2016年に登場した『Roadhouse（ロードハウス）』の廉価モデル。フレーム素材・構造は上級モデルと同じ仕様。リーズナブルな価格でスチール・グラベルロードを探しているユーザーにマッチするバイクです。

KONA Wheelhouse

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バイク詳細

フレーム

フレーム素材は、高級スチールチューブとしても名高い『Reynolds（レイノルズ） 853』を採用。Reynolds 853は、軽さと強さと振動吸収を兼ね備えた優れたマンガンモリブデン鋼で、ハイパフォーマンスなバイクに多く選ばれている。

フレーム構造は上級クラスのRoadhouse 2017モデルと同じ。このフレームはRoadhouse 2016モデルより進化しており細部で仕様変更が行われた。

まず、大きく更新された部分はシートステイとチェーンステイ。シートステイは従来円形ストレートだった部分を扁平化させ、アクスルに近い部分を細くしています。

チェーンステイはBB付近の太さに大きな変更は見られませんが、アクスル付近の強度の高いプレートを廃止。代わりに細い円形チューブに変更しています。また、ブレーキのキャリパーマウント部分も新しく設計してあります。
このリア周り仕様変更の情報は上がっていませんが、シートステイ部分については、扁平化することで板バネの役目を持たせ、アクスル周りの強度を少し落として振動吸収性の向上を狙っているのだと思います。

これらの変更によって、よりスチールフレームらしい「しなり」を体験できるでしょう。

もう一つの細かい変更箇所は、リア油圧ブレーキ用のオイルラインがフレーム内装式になりました。ただ変速のワイヤーケーブルなどは従来どおり外装式です。

Wheelhouseは、グラベルロードらしくディスクブレーキ専用のフレーム。シートステイ間に余裕があり太いタイヤを装着できそうなイメージですが、実際はフェンダーマウントの影響でタイヤクリアランスは【30c＋】程度。タイヤブランドやホイールによっては【32c】の装着もできそうです。

リアアクスルはスルーアクスル【12 × 142mm】。ヘッドチューブとステアコラムをテーパード化させて強度とコントロール性をアップ。ブレーキキャリパーのマウント規格はフラットマウント。ブレーキローターは【140mm】のみ使用可能。