前日は、波戸岬と加部島を巡って一日目ののサイクリングは終了。二日目は唐津市中心部を走ります。しかし、この日は夕方から博多方面にて自転車友達と会う約束があるので、15時までにはサイクリングを終えなければなりません。なんか相変わらずドタバタしてる…それでは、唐津市サイクリング二日目スタート。
唐津市は、在住する熊本から遠くはないですが、まだ一度も訪れた事がない街です。唐津で有名な観光地といえば『唐津城』と『虹ノ松原』だと思っています。ということで、まずは唐津城を目指します。
松浦川に架かる『松浦橋(まつらばし)』から望む唐津城。これだけ海の近くにある城は日本にどのくらいあるのでしょう。橋から城を眺めていると、海上に建設されたような佇まいが絵になります。
唐津城
唐津城は、佐賀県唐津市東城内にある別名『舞鶴城』と呼ばれています。1608年に築城され、主な城主は、寺沢氏、土井氏、水野氏、小笠原氏。
城は唐津市街の北部の海岸に沿った位置、松浦川が唐津湾に注ぐ河口の左岸、満島山の上に築城されています。天守閣からは『高島(たかしま)』、『神集島(かしわじま)』などの呼子の島々や、東側には『虹の松原』を眺めることができます。
もともと築城される以前、城が建つ満島山のまわりは、北側に唐津湾、東側に松浦川、そのほか波多川、町田川に囲まれた河口にうかぶ孤島でした。そこを大規模な河川改修をおこない、波多川を上流で松浦川に合流させ、松浦川と町田川を満島山の東麓を流れるようにして満島山を西側へ地続きにしました。これだけの河川工事を1600年頃に行ったというのは驚きです。
松浦川の対岸から城下町へ。橋の欄干には船が停泊中。昔は渡し船が往来していたのでしょう。現在では海上タクシーが、夏の日射しを避けて橋の下へ退避中。海鳥の声がいい感じです。
高島の宝当神社
時間の都合で天守閣見学は次回のお楽しみにとっておきます。自転車を押しながら城周辺を散策。海沿いの城壁の上を向こう側へ転落しないようにそろそろと散歩。
北側の城壁から唐津湾を眺めると台形型の『高島(たかしま)』が目に入ります。この山岳地帯の割合が多く見える島には、宝くじの高額当選者続出の『宝当神社(ほうとうじんじゃ)』があります。創建は明和5年(1768年)。
きっかけは、とある住民が宝くじを購入。こちらの神社名にあやかって当選を祈願したところ高額当選。この件をきっかけに当選祈願に訪れる人が増え、現在では全国から年間二十万人もの参拝者が訪れています。
南側の川岸から松浦川を望む。こちら側には観光客用の東城内駐車場が用意され、その向かい岸の渡船場からは、宝当神社のある高島へ向けて定期船『ニューたかしま』が出ています。
対岸の定期船渡船場へ渡る橋から唐津城を望む。暑さのせいか、船の乗降客いがいに橋を渡る人がいない。橋の右側が『東城内駐車場』。城のすぐ左下にある建物は『早稲田佐賀中学校・高等学校』。また、二の丸の石垣が学校敷地に転用されています。
渡船場ちかくのベンチで休息。川と城の風景を満喫する。
短時間だったけど充分景色を楽しめた唐津城サイクリング。次に訪れる時は、まず天守閣見学と城下町散策サイクリングでしょう。
さて次回は、あの『虹ノ松原』を走って唐津サイクリング完結です。
観光情報
唐津城
城のなりたち
豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高が、慶長7年(1602年)から約7年の歳月を費やして同13年に完成したようです。築城に関しては九州諸大名の加勢を受け、名護屋城[肥前国松浦郡名護屋(現在:唐津市鎮西町名護屋)]の解体資材を用いたともいわれる。
城内の構成は、本丸、二の丸、三の丸、外曲輪に分かれており、現在の天守閣は、昭和41年に復元したもので、展示室、展望所などがあり、展望所から松浦潟の全景が一望できるようになっています。また、城名は別名『舞鶴城』とも呼ばれ地元では親しまれるとともに観光シンボルとなっています。
利用案内
- 開館時間
- 午前9時〜午後5時(入館は午後4時40分まで)季節によって開館時間の変更があります。
- 休館日
- 12月29日~31日
- 観覧料
- 一般(15歳以上)/410円(320円)小・中学生/200円(160円)〔※( )内は20名以上の団体料金。〕
- 駐車場
- 東城内駐車場
- 駐車料
- 1時間以内/100円、1時間~2時間/300円、2時間以上/400円(夜間料金/一律300円)駐車可能台数(170台)
- その他
- 舞鶴公園エレベーター(有料・一般/100円、子供/50円)
高島[宝当神社]
なりたち
唐津湾に浮かぶ島で、縁起が良い『寶當(ほうとう)』の文字にあやかって参拝者が増えました。また、お参りをされた方の中から宝くじの高額当選者が多数出て、テレビや雑誌などに紹介され「宝くじが当たる神社」として一躍有名になりました。現在では全国から年間二十万人もの参拝者が訪れている。
アクセス・船
高島への上陸は定期船(ニューたかしま)が一般的。船の定員は101人乗りの中型船。船内はバスのように座席を用意された客室となっているため。風雨の心配もなく快適。
海の荒れ具合にもよりますが、海上タクシー(片道500円・何人か人数が揃えば出航する乗合のタクシー)よりも安定しているので、船酔いが心配な方は定期船のご利用がおすすめ。
- 乗船場所
- 唐津城下の桟橋
- 料金
- 片道210円(子供100円)
- 連絡先
- ニューたかしま 090-9077-8844
唐津市漁業協同組合 0955-73-2662
唐津市漁業協同組合(高島支所)0955-73-1585
定期船運行時間
便数 | 高島発 | 唐津発 |
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1便 | 07:00 | 07:50 |
2便 | 09:00 | 10:00 |
3便 | 10:45 | 11:40 |
4便 | 13:20 | 14:10 |
5便 | 15:00 | 16:00 |
6便 | 17:00 | 18:00 |
文明堂 | V! カステラ(スポーツカステラ) |
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