【FC新型】2018 スペーシア 特徴と仕様

[新型スペーシア 2018年モデル]

2017年の東京モーターショーで2018年にフルモデルチェンジする『Spacia(スペーシア)』がショーモデルとして発表されました。このページでは、新型トール・ハイトワゴンは、シンプルなデザインが好評なスタンダードモデルの『スペーシア』を解説しています。新しいスペーシアは〈2017年12月14日〉の発表発売しています。


スペーシアの特徴

エクステリア[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
スペーシアは、スズキ自動車が開発したトールワゴン軽乗用車。2017年暮れに登場した新型スペーシアのコンセプトは『スーツケース』で、荷物を目的地まで大切に移動させる信頼性の高いアイテムのようです。

エクステリア

エクステリア[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
『Spacia(スペーシア)』では多く販売されるスタンダードな普及モデル。先代モデルは、主張が控えめな外観デザインでしたが、新型では印象的なフロントマスクに、ボディ全体に角丸な長方形をおおく取入れた『スマート&シンプル』なデザイン。また、温和なデザインでありながら、無駄に可愛すぎず落ち着いた造形は幅広いユーザーに好感をもたれると思います。

フロントマスクは角丸長方形を、いくつか組み合わせたものでクルマの個性を十分にアピールできています。また、端正な顔つきは多くのユーザーに受け入れられるでしょう。
エクステリア[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
フロントライトの形は異形長方形。標準ではマルチリフレクターハロゲンヘッドランプですが、メーカーオプションで LED ヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機構付)と LED ポジションランプのセットを選ぶことができます。さらに、ライト関連には新機能が用意されており、対向車の有無をセンサーが検知して自動でハイ / ロービームライトに切替える『ハイビームアシスト』。明るさを感知することで、自動でライトを点灯 / 消灯する『オートライトシステム』や、ライトの消し忘れによるバッテリー消費を回避する『ライト自動消灯機能』を搭載する。
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インテリア

インテリア[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
室内インテリアは、まるでリビングルームのような落ち着いたカラーコーディネート。採用される色はベージュとブラックの2種類で、シートの他にもドアパネル、インナーパネル、運転席まわり、ハンドル、オートマチックシフターも同色になる。

シート素材はファブリック。長距離の運転でも疲労がたまりにくい座席の厚みと、身体を適度につつむシートサイドがコーナーリングの身体のホールドと乗り降りのしやすさを両立。後部座席はシートスライドとリクライニング機能を搭載。高さ調整可能なヘッドレスト付き。シートは座席背面をそのまま折りたたみむ方式で、ほぼフラットな荷室になります。

その他のナイスアイデアな機能としては、後席のサイドポケットにAC電源を用意したことで、スマートフォンなどをAC電源ケーブルを利用して充電することができます。ネットワークの普及により屋外で電話やネットサーフィンを利用するユーザーにとって便利な装備です。
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収納装備・積載

収納装備・荷室積載[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
ハイトワゴン(トールワゴン)購入を検討しているドライバーは、室内の広さの他に荷物の積載に注目していると思います。実際に購入しているユーザーは、趣味のサイクリングをするためにスポーツバイクを載せたり、お子さんの送り迎えに自転車の積み込みをしているドライバーも多いです。

新型スペーシアでは、バックドアの荷室までの高さを〈510ミリ〉におさえたことで、自転車や重い荷物の積み込みを楽にしています。高さ幅と大きな開口部には、自転車の積み込みでクルマを痛めないようにしつつ、自転車を楽に積み込めるようにガイドを付けています。
収納装備・荷室積載[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
自転車を載せるときの注意点は、走行中の自転車転倒防止のためにタイラップ(長さ調整可能なベルト)などで固定するのが安全です。また、積載のため後席は左右両方とも折り畳む必要があります。小型の折りたたみ自転車であれば、後席を折り畳まずにラゲッジスペースへ収納できる可能性もあります。
リアシートの折りたたみは、スライドドア側と荷室側、どちらからもワンタッチで折りたためるリヤシートを採用しています。そのほか、〈2メートル〉くらいの長い荷物を載せるばあいは、助手席と後部座席を一緒に折りたたむことで積載可能にしています。

新型スペーシアでは、グローブボックスまわりの収納を三段構造にしています。一番上にインパネアッパーボックスには厚手のファイルを3、4冊収納可能。二段目のインパネボックスは引き出しになっており、小さい方がドリンクホルダー、大きい方がボックスティッシュなどを収納できます。その他にも、助手席下にシートアンダーボックス収納スペースを用意。サンダルやスポーツシューズなどを常備することができる容量になっています。
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快適装備

快適装備[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
新型スペーシアには空調にアイデア機能が盛り込まれた。吹き出し口に『エアコンルーバー(風量調整機能付)』を搭載し、吹き出し口の中央ツマミを回すことによって、風の指向性を、ふんわり感じる「拡散モード」か、強く感じる「スポットモード」かを選択できます。とくに夏場エアコンの風で目に乾きを感じるドライバーにはありがたい機能です。

また、スペーシアのグレード HYBRID X には、自動車への搭載はめずらしい『スリムサーキュレーター』が搭載されました。これは、室内を循環させることによって暖かい空気は上、冷たい空気は下に偏らないようにする機能。前席上部にスリムに設置されているため乗車や積載に問題はありません。

もう一つの快適装備は『パワースライドドア予約ロック機能』です。これは、パワースライドドアを閉めている途中にドアロックボタンを押せば、ドアが閉まったあと自動でドアロックされます。この機能によって、ドアロックするためにパワースライドドアが閉まるのを待つ必要がなくなりました。
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安全装備

ヘッドアップディスプレイ

安全装備[2018 スペーシア 特徴と仕様]
新型スペーシアで注目なのが、軽自動車では初搭載になる『ヘッドアップディスプレイ』です。これは、ワゴンR に装備された専用パネルに表示するのではなく、直接フロントガラスに投影するスマートなヘッドアップディスプレイです。
表示される情報は、速度やエンジン回転数だけでなく、デュアルセンサーブレーキサポートの警告や対応ナビゲーションと連携して進行方向を表示してくれます。フロントガラスに情報を表示するため、ドライバーは視線の移動をすることなく運転に関する情報をキャッチすることができます。
安全装備[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]

全方位モニター用カメラパッケージ

安全装備[2018 スペーシア 特徴と仕様]
狭い場所でのクルマの取り回しが苦手なドライバーにオススメな『全方位モニター』に、新機能としてクルマの周囲が立体で見える『3Dビュー』が採用されました。これは、クルマの周囲360°を立体的に表示。スペーシアを斜め上から見たような「室外視点」と、運転席から車体を透かして見たような「室内視点」を切り替えて表示できます。
安全装備[2018 スペーシア 特徴と仕様]
全方位モニターの機能の一つには、見通しの悪い場所で車や人などが近づいてくるとお知らせしてくれたりと、駐車場以外でも死角を確認できる優れたオプションなので、新機能もふくめて利便性を確認したいです。
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スズキ セーフティ サポート

セーフティサポート[新型スペーシア 2018 仕様・試乗記]
スズキ自動車が独自開発する安全支援技術は『スズキ セーフティ サポート』と呼ばれています。思いがけない状況や操作ミスやから起こる事故を未然に防ぐサポートをします。
スペーシアには新技術の『デュアルセンサーブレーキサポート』が全グレードに搭載。運転支援サポートは『セーフティー・サポートカー S』と呼ばれ、サポートグレードは最上位〈ワイド〉です。この機能をスズキでは略して『サポカー』と呼んでいます。

デュアルセンサーブレーキサポート

セーフティサポート[2018 スペーシア 特徴と仕様]
このシステムは、フロントガラス上部に装着された2つのカメラによって進行方向の道路状況をつねに確認。対車両、対物、対人への衝突を自動ブレーキによって回避したり、走行中に不必要に車線をまたいだり、車体のふらつきに対して警報によってドライバーに危険を知らせます。これらの機能はキャンセルボタンによって機能を停止することが可能です。

1:前方衝突警報機能

約 5 km/h 〜 約 100 km/h で走行中、ステレオカメラが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断すると、ブザー音とメーター内の表示によって警報を発します。

2:前方衝突警報ブレーキ機能

さらに衝突の可能性が高まると、警報に加えて自動的に弱いブレーキを作動させて、ドライバーに衝突回避を促します。

3:前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能

前方衝突警報ブレーキ機能が作動しているときにドライバーが強くブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動して、ブレーキ制動力を高めます。

4:自動ブレーキ機能

システムが「このままでは衝突が避けれない」と判断した場合には、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突被害の軽減をはかります。

誤発進抑制機能

セーフティサポート[2018 スペーシア 特徴と仕様]
シフトを『D、L(Sモード含む)』の位置に入れて停車または徐行中に、前方約 4m 以内の障害物を認識。アクセルを強く踏み込むと、エンジン出力を自動制御して急発進・急加速を抑制すると同時に、ブザー音とメーター内の表示灯によって警報。駐車場などでの操作ミスによる衝突回避に対応します

車線逸脱警報機能

セーフティサポート[2018 スペーシア 特徴と仕様]
約 60 km/h~約 100 km/h で走行中、車線の左右区画線を検知することで進路を予測。前方不注意などで車線をはみ出すと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯により警報を鳴らしてドライバーに注意を促します。

ふらつき警報機能

セーフティサポート[2018 スペーシア 特徴と仕様]
約 60 km/h~約 100 km/h で走行中、車線の左右区画線を検知し、直前の走行データをもとに自車の走行パターンを計測。眠気などで車両が蛇行し、システムが『ふらつき』と判断した場合、ブザー音とメーター内の表示灯によって警報を鳴らしてドライバーに注意を促します。

先行車発進お知らせ機能

セーフティサポート[2018 スペーシア 特徴と仕様]
シフトが『D、L(Sモード含む)、N』の位置でブレーキ操作をして停車中、先行車が発進すると自車との距離を計測。先行車から約 4 m 以上離れても、自車が停車し続けたときに、ブザー音とメーター内の表示によって、ドライバーに先行車の発進を知らせします。

動力関連

ハイブリッド・動力[2018 スペーシア 特徴と仕様]
新型スペーシアには、全モデル『マイルドハイブリッド』を採用。これは、減速時のエネルギーを利用(回生)して発電することで、ハイブリッド専用の大容量バッテリーに充電。そして、バッテリーに蓄えた電力でモーターを駆動したり、エンジンアシストや電装品に利用することでガソリンの消費を抑えます。

スズキ・マイルドハイブリッドの特徴

  • モーターの力でクリープ走行。
  • 発進後〜加速時のモーターアシスト
  • 減速時のエネルギーで発電・充電
  • 静かでスムーズなエンジン再始動
  • 居住性に影響を与えない小型軽量システム

スペーシアのモーターアシストは、発進時のクリープ走行と、加速時の最大30秒間をモーターでエンジンをアシストします。また、アイドリングストップからのエンジン再始動時は、ISGのスターターモーター機能により、静かでスムーズな再始動を実現しています。(クリープ時のモーター走行は、1回最長で10秒間。)

マイルドハイブリッドは、軽自動車ではスズキが唯一採用している低燃費技術です。また、モーターアシストなどの機能を搭載していても価格が高くないところは注目でしょう。

Spacia スポーツ自転車の積載

近年のスポーツバイクブームによって、クルマに自転車を載せて観光地でサイクリングするユーザーが増えています。
スペーシアは、後部座席を両方折り畳むと完成車のままで自転車を収納できます。また、工夫しだいでは2台以上スポーツ自転車を室内に載せることができます。その積載方法を探ってみました。
/spacia2018-bike-loading/

燃費・価格

機種名 エンジン 駆動 変速機 燃料消費率
JC08モード走行
(km/L)
エコカー減税
(取得税/重量税)
価格(円)
スペーシア
HYBRID
G
0.66L
DOHC
吸排気VVT
(マイルドハイブリッド)
2WD CVT 30.0 60%/75% 1,333,800
4WD 26.4 40%/50% 1,454,760
HYBRID
X
2WD 28.2 1,468,800
4WD 26.4 1,589,760

仕様・その他

こちらは『スペーシア HYBRID X』のスペック表です。

ボディー 5ドア
機種名 HYBRID X
車名・型式 スズキ・DAA-MK53S
駆動方式 2WD(前2輪駆動) フルタイム4WD
トランスミッション CVT
機種記号   ZBXB-J 【ZBXB-JW】 ZBXP-J 【ZBXP-JW】
  アップグレードパッケージ装着車 ZBXB-JH 【ZBXB-JHW】 ZBXP-JH 【ZBXP-JHW】
全方位モニター用カメラパッケージ装着車 ZBXB-JP 【ZBXB-JPW】 ZBXP-JP 【ZBXP-JPW】
  アップグレードパッケージ装着車 ZBXB-JHP 【ZBXB-JHPW】 ZBXP-JHP 【ZBXP-JHPW】
衝突被害軽減ブレーキ非装着車 ZBXB 【ZBXB-W】 ZBXP 【ZBXP-W】
  アップグレードパッケージ装着車 ZBXB-H 【ZBXB-HW】 ZBXP-H 【ZBXP-HW】
寸法・重量 全長(mm) 3,395
全幅(mm) 1,475
全高(mm)※1 1,785【1,800】
室内寸法(mm) 長さ 2,155
1,345
高さ 1,410
ホイールベース(mm) 2,460
トレッド(mm) 1,295
1,300 1,290
最低地上高(mm) 150
車両重量(kg) 870【880】 920【930】
乗車定員(名) 4
性能 燃料消費率(km/L)※2
(国土交通省審査値)
28.2 26.4
主要燃費向上対策 ハイブリッドシステム、充電制御付アイドリングストップ装置、可変バルブタイミング、
電動パワーステアリング、ロックアップ機構付トルコン、自動無段変速機
最小回転半径(m) 4.4
エンジン 型式 R06A型
種類 水冷4サイクル直列3気筒
弁機構 DOHC12バルブ吸排気VVT
内径×行程(mm) 64.0×68.2
総排気量(L) 0.658
圧縮比 11.5
燃料供給装置 EPI(電子制御燃料噴射装置)
最高出力(kW/rpm)ネット 38<52PS>/6,500
最大トルク(N・m/rpm)ネット 60<6.1kg・m>/4,000
燃料タンク容量(L) 27
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
モーター 型式 WA05A
種類 直流同期電動機
最高出力(kW/rpm) 2.3<3.1PS>/1,000
最大トルク(N・m/rpm) 50<5.1kg・m>/100
動力用主電池 種類 リチウムイオン電池
個数 5
容量(Ah) 10
動力伝達装置 変速比 前進 2.386~0.426
後退 2.505
最終減速比 6.512
ステアリング 歯車形式 ラック&ピニオン式
ブレーキ 主ブレーキ形式 ディスク ベンチレーテッドディスク
リーディング・トレーリング
制動倍力装置 真空倍力式
制動力制御装置 ABS[EBD付]
駐車ブレーキ形式 機械式後2輪制動
懸架装置 懸架方式 マクファーソンストラット式コイルスプリング
トーションビーム式コイルスプリング I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング
スタビライザー形式 トーション・バー式
トーション・バー式
タイヤ 155/65R14 75S


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