VooDoo ERZULIE:エアサスとディスクブレーキ化

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VooDoo Bikes

80mmストロークのエアサス開発終了か

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2011年モデルROCKSHOX SID 32が、120mmストロークモデルとして発売される。そうなると、新世代フレーム対応しない80mmストローク対応モデルが販売終了になる可能性が高い。
クラシックなERZULIEの推奨サスストロークは80mmi以下なので、対応するサスペンションがいつまで継続発売されるのか気になる。

ただ、SID系はもともとレース向けバイクに向けて開発されるサスペンションなので、短いサスストロークは消える運命になるが、ミッドレンジモデルのREBAあたりならショートストロークにもしばらく対応しそうですね。

写真見て気づいたけど、バーエンドの角度が左右違う…

ERZULIE:エアサスとディスクブレーキ装備

あまった部品の有効活用

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先日、ERZULIEのサスペンションフォークをカーボンフォークに交換して100kmほどサイクリングを楽しんできました。

ほかのVooDooバイクからの取り外し部品として、syncros製のディスクブレーキ対応の前輪ホイールと、Shimano製 XT 油圧ディスクブレーキの余りがある。これらのパーツ有効活用として、VooDoo ERZULIEのフロント周り強化したい。

そういえば、ERZULIEのトップチューブに貼っているブランドステッカーなどが痛んでいる。剥げ落ちてきたらデザインコピーして自作ステッカーを作るか、新たにいただいたステッカーを貼ろうとも思う。

ブレーキ仕様:前ディスク・後Vブレーキ

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余ったパーツを倉庫から持ち出して換装作業を開始。ヘッドパーツのグリスが汚れていたので、古いグリスを落とし新たにグリスアップを済ませる。

次に、カーボンリジットフォークとVブレーキとワイヤー引きのブレーキレバーを外す。それから、ROCKSHOX SID XCとShimano XT M750ディスクブレーキを組み付け。ディスクローターはBRAKING社のWAVE ROTORを装着。このメーカーの波型ローターは初めてなので、どんなフィーリングなのか興味がわく。

1990年代のエントリーMTBには発売当時には予想されないほどの優れた装備をインストール。この時代のMTB業界では、油圧ディスクブレーキは高価で希少なパーツだったので、リアにはディスク台座が無い。リアにはShimano XT Vブレーキと同社のカーボン・ブースターを装着。
なお、前後ブレーキのタイプが違うと制動パワー&フィーリングに差があるのでオススメはしませんが、この組み合わせでクラシックERZULIEを楽しんでみます。

VooDoo ERZULIE 山岳ライド

XCバイクとして山岳試走

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VooDoo ERZULIEのサスを軽量なROCK SHOX SID XC、ブレーキはShimano XT M750系油圧ディスクブレーキへ交換。タイヤは前輪:TIOGA Extreme XC、後輪:Panaracer MACH SSと、共にXC(クロスカントリー)系タイヤを装着。

サスペンションのストロークの質感やディスクブレーキの制動状況を確実に確認するため、試走はトレイルでおこなうことに。

平野部は気温35度ほどの真夏モードですが、標高1000mをこえる山岳部では気温が低く風が心地いい。

連日の夏日に路面は完全にドライ。乾いた土の急登坂でのダンジングではスリップするが、シッティングでリアタイヤに荷重をかければセミスリックタイヤでもクリアしていく。
エアサス式のSID XCはストローク量が80mmしかないためか、立ち漕ぎでもサスの沈み込みによる弊害が少なく良好。

山岳トレイルは登りと下りの連続。下りのガレた路面では細かいギャップをサスペンションが緩和。フロントタイヤのブロックノブのおかげでグリップは良好。岩が転がるコーナーセクションも問題はない。

スタンド付いても立派なクロカンバイク

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Vブレーキから交換した油圧ディスクブレーキは、少ないレバー入力ですぐに高い制動力を発揮。指一本でタッチから急制動までコントロールが効く。旧式モデルでも制動力はバツグン。他社製ディスクローターとの組み合わせは、高低差の少ないトレイルでは問題なかった。

この試走で分かったのが、汎用なスタンドを装着したVooDooエントリーバイクでも、装備がシッカリしていれば十分なXCバイクとして走行できること。

現存のERZULIEユーザーも、パーツのアップグレードを楽しんで欲しい。